盈進中学高等学校環境科学研究部 (広島県)
保護活動を広く地域の人たちや自然愛好家、学識者、行政に関わる方々に呼びかけ、スタートした「スイゲンゼニタナゴを守る市民の会」も3周年を過ぎたところです。ほぼ毎月1回行われてきた定例会に今回も参加させていただきました。地域の人たちの理解も次第に深まっていき、お互いの情報交流やパトロール中の出来事など現場でのお話を聞かせていただけるだけで嬉しく思いました。
最初は20名程度の大人たちでの集まりだったのが、今は40名を超えるまでになっています。
流域の環境保全活動のためのウェーダーを地域の方々にお渡ししたり、会の事務局にプリンターを購入したりといった報告もありました。
また、今回は私たちの活動報告の機会もくださり、「広島県下で唯一自生が確認されている千塚池のオニバスの観察と魚種について」高校部長・副部長が緊張した表情で発表していました。
いろいろな立場なのに自主的に定例会に参加して下さる方々にいつも頭が下がります。一人一人の状況報告を聞いてるだけで2時間かかります。準備や受け付けは私たちが行ったりしますが、わざわざ遠くからもかけつけて、川の生き物の話を楽しそうにしている大人の人たちを見ていると、こういう交流会はいいなあ、と思います。
ただ、難しい話も結構出てくるので、中学生部員の中には居眠りしてしまう人も何人かいました。私たちだって最初はそんなものでしたから、あたたかく見守っています。
前回、報告した「見る視る館」で、この定例会を行っていました。集まりやすいこと、公的な場所であること、AV機器がそろっている事などの理由からです。やはり1私学の講堂を使っての会合を続けるのは、誰もが気軽に集まる条件にはそぐわないと思いました。
また、それでも集まってくれる自然を愛する人たちが、自由な立場で参加し、和気あいあいと話し合っているようすは頼もしく感じました。
今回は、高校女子部員が書かせていただきました。
盈進中学高等学校環境科学研究部(広島県)
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