活動レポート

活動レポート

高知県宿泊研修1 鴻ノ谷川調査と物部川用水路調査

玉一アクアリウム (兵庫県)

活動日:

2024年08月03日

実施場所:

高知県長岡郡大豊町 吉野川支川鴻ノ谷川 高知県香美市 物部川用水路

参加メンバー&サポーター数:

6人

活動の分野:

  • 水
  • 自然・生物多様性 自然・生物多様性

SDGs:

  • SDGs:海の豊かさを守ろう
  • SDGs:陸の豊かさも守ろう

活動内容

高知に向かう途中で、昼食を食べるために寄った道の駅の横に沢(鴻ノ谷川)があったので、タモ網を使わずに手だけで10分間だけ調査をしました。サワガニの未成体~成体3匹、コシボソヤンマの幼虫1匹、コカクツツトビケラの幼虫2匹、キイロヒラタカゲロウの幼虫1匹が捕れました。サワガニやコカクツツトビケラなどが捕れたので、明石川水系の印路川源流の水質に近いのかなと思いました。湧き水が出ていたので、とても冷たくて気持ちよかったです。とても暑かったので、みんな沢に降りて涼しさを楽しんでいました。みんな一生懸命に沢の中の石の裏を見てサワガニや水生昆虫を捕まえていました。

参加者のようす

8月3日の夜は小田さんの恩師の山内先生の家に泊めていただき、翌朝に山内先生の家の敷地の中を流れる物部川用水路で1時間調査をしました。タカハヤの未成魚7匹、カワムツの幼魚2匹、ドジョウの未成魚~成魚10匹、トサシマドジョウの未成魚2匹、ギンブナの幼魚2匹、サワガニの未成体5匹、ミナミヌマエビの未成体~成体5匹、ヤマサナエの幼虫13匹、ミヤマアカネの幼虫~成虫約10匹、ハグロトンボの幼虫2匹、センブリ属の幼虫1匹、シロタニガワカゲロウの幼虫3匹、ウデマガリコカゲロウの幼虫約10匹が捕れました。メンバーがスクミリンゴガイ(ジャンボタニシ)の卵を見つけて水の中に落としていました。「こんなところまで広がっていてやばいな」と言っていました。

感想・気づいたこと・考えたこと

今年は大雨の増水の影響で砂よりも泥が増えていて、ドジョウの大きい個体がよく捕れました。初めてセンブリ属の幼虫も捕れました。初めて見る幼虫だったので大学生サポーターのNAさんに聞くと、センブリ属と教えてくれました。NAさんも今回初めて見たそうです。サワガニなどもいましたが、シロハラコカゲロウからウデマガリコカゲロウに変わっていたので、増水後に泥が溜まって水質が変化しているのかなと思いました。用水路の水はきれいだけど泥が多いので、暑い中 ウェーダーを着て魚や水生昆虫を捕っていました。

その他

報告担当:NR(高1サポーター)

玉一アクアリウムのみなさんこんにちは!水環境の中で特に大切なことは「湧水(わきみず)です」湧水は年間を通してあまり水温も水量も変わりません。これは生き物にとっては大変ありがたいことです。私も川の調査をする時に時々川の中に湧水があり、そのあたりだけ水温がちがう場所にはちがう生き物がいたりします。水の中の生き物にとっては水温は重要な環境要素なのだなと思います。だから川や水辺の調査の基本事項として「水温」・「水質」「酸性」・「透明度」などの基本調査から始めます。また報告してくださいね!
エコまる
玉一アクアリウムのみんな、報告ありがとう!
環境に関することならどんなことでもエコロジカルあくしょん!
これからも一緒にがんばろう! がんばってるなと思ったら拍手をしてね★
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クラブのプロフィール

  • クラブ名玉一アクアリウム
  • 所在地兵庫県
  • クラブの種類その他

クラブ写真

玉一アクアリウムは、明石川を守り育てる活動をしている小中高生のグループです。
1年を通して週に1度は川に入り、魚や水生生物をとって川の環境を調査しています。絶滅危惧種や在来種は、調査の後にリリースし、外来種はリリースせずに駆除をして、その命を無駄にしないように、みんなでおいしくいただいています。
2007年より活動を開始していますが、現在は特定外来生物のブルーギルやオオクチバスが目に見えて減り、かわりにオイカワやモロコなどの幼魚や成魚が今までで一番多く、成果を感じています。そして知識向上のために漁協や水族館や試験場や棚田の保全活動などに参加して勉強していますが、その度にいろんな事で、様々な人達に親切にしていただいています。明石川のためにはもちろんのこと、その方々のためにもこれからもしっかり学んで行きたいです。
※オオクチバスとブルーギルを環境省と農水省から許可をもらって飼っています。

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