逆川こどもエコクラブ (茨城県)
6月1日に逆川緑地でホタル保全活動を行った湧き水が流れる水路の水際線では、その翌日からゲンジボタルの雌が次々と産卵していることが確認されました。
この他、千波湖・偕楽園公園周辺の水際除草を行った水際でも同じく、産卵する様子が確認されました。
これで、来年も多くのホタルが飛び交うことと思います。
千波湖周辺に再生しているゲンジボタルはほぼ、4月中に蛹となり、5月20日前には成虫が発生していきます。面積が広い(川が長い)発生個所は様々な条件の違いがあるため6月10日頃までダラダラと発生しますが、逆川緑地のホタル再生地は川幅約40cm、長さが50m程度で湧き水から流れ出した水温も一定に流れていくことから、5月25日前後が蛹から成虫として飛び出してくるピークとなります。
そのため、6月初旬は幼虫が水路にいないこと、蛹が畔にいないことから、水路内と水際の整備を行うベストタイミングとなります。
クラブメンバーが行う作業は「雌が卵を産むためのコケ出し」となります。
成虫になった雌は、水際近くの草や低層木にとまって過ごし、最後の産卵は水際のコケに産み付けます。
逆川緑地のホタル再生地の水路はこの時期、水際の雑草が生えてきて、コケが覆われてしまいます。
このため、クラブメンバーは水際のコケの存在を確認し、コケを覆っている草を抜き取ります。
このようにすることで、メスがコケに定着し、次々にコケに産卵する姿が日々見られます。
同じく、1か月遅れてヘイケボタルも発生してきますので、同じようにコケが雑草に覆われないように、こちらはサポーターが手入れをしておきます。
逆川こどもエコクラブ(茨城県)
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