環境未来館こどもエコクラブ (栃木県)
セイタカアワダチソウの除去作業を行い、除去した花や茎、葉を使って、ハンカチを染めました。できるだけ根っこから抜き、煮出しに使う部分を剪定ばさみで切り、90リットル3袋分詰め込んでリヤカーで運びました。
室内ではさらに小さく切ってから寸胴鍋に入れて煮出し、染液を作りました。白い綿のハンカチに数か所ビー玉を包み輪ゴムで留めてから、鍋に入れ絞り染めをしました。ハンカチは事前に豆乳に浸けてから乾燥したものです。最後にミョウバンを入れて10分ほどおいてから取り出し、水洗いしてビー玉を外したら、いろいろな模様の黄色いハンカチができました。
最初は「どれを抜くの?」と言っていたメンバーたちもすぐにセイタカアワダチソウを覚えて、あちこちどんどん抜いてきてくれました。みんなの身長より大きいものは根っこから抜くのがとても大変でしたが、サポーターの力も借りて頑張って抜きました。「見つけると抜きたくなってしまう」と予定時間をオーバーしてしまうほどでしたが、外来種の除去作業に達成感があったようです。
染める作業では先生の指示をよく聞いて、安全に気を付けて作業しました。特有の臭いが苦手な子もいましたが、葉や茎が煮ると小さくなるのが面白く、楽しんで鍋にぎゅうぎゅう押し込んでいる子もいました。絞り染めをすることで自分だけの模様のハンカチができ、満足のいく作品作りができました。
外来種の除去作業や、天然の染料で染めることを体験し、自然環境の保全に対する意識が高まったと思います。
今回は綿の布を使用しましたが、植物繊維は絹などの動物繊維に比べて染まりにくいとのことで、先生が豆乳に浸けて乾燥し、染まりやすく処理してくださいました。布が染まるしくみ等については少し難しいかもしれませんが、学ぶことができたらよいと思いました。
ハンカチ代として1枚あたり200円集めました。
環境未来館こどもエコクラブ(栃木県)
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