逆川こどもエコクラブ (茨城県)
逆川緑地アヤメ広場の木道工事の水抜きに伴うホトケドジョウとスナヤツメの保護活動を行いました。
逆川緑地のアヤメ広場の湿地帯は、古くから環境省レッドリスト絶滅危惧(EN)のホトケドジョウが生息しています。
7年前に調査した際に、同じくレッドリスト絶滅危惧(VU)のスナヤツメが確認されました。
今回、このアヤメ広場の木道工事が入るため、水が抜かれていくことになったことから、水戸市と協働して湿地帯の生き物を採取し、保護される湿地に移動する活動を行いました。
湧き水で成り立っている湿地帯は泥深い場所が多く、かなりの足腰の運動になりました。メンバーは、普段の川や湖での学習ではないので、網さばきに苦労しました。2時間半粘った結果、大きなスナヤツメが1尾採取できた他、環境省レッドリスト絶滅危惧(VU)のミナミメダカも多数採取でき、水抜き区域内での生物捕獲と保護池へ移植することができました。
泥深い湿地での採取作業は2時間半で体力限界となったことから、ホトケドジョウの生息確認は、湿地帯の水抜き状況をみながら、元々生息していた地下水の湧き出し口付近を狙って採取することになり、年明け1月21日(日) 9時から行うことにしました。
ホトケドジョウ:水温が低く流れの緩やかな河川や湿地、水田等に生息する魚。あまり底層には潜らず、単独で中層の水草の間を泳ぎ回ることが多い。食性は雑食。クラブがホタルを管理保全している3箇所の湿地で生息しています。スナヤツメ:湧水で成り立っている水田や水路、湿地帯に生息。春先に集団で産卵する行動がみられます。クラブのフィールドとなる茨城セブンの森に多数生息。
逆川こどもエコクラブ(茨城県)
逆川こどもエコクラブ(茨城県)
逆川こどもエコクラブ(茨城県)
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