OMRCこどもエコクラブ (沖縄県)
1.「座喜味城の歴史」…ワクワク!座喜味城ってどんなお城かな?何の為に建てられたの?
2.「ウォークラリー」… 座喜味城の秘密を探し出そう!石に秘密が隠されていた!
3.「お城の秘密発表会」…秘密発見!石の積み方にオリジナルの名前を考えてみよう!
4.「ふりかえり」…お城が栄えた時代の高級お菓子ってな~んだ?沖縄の有名なお菓子です!
ついにエコクラブ最終日!風が強くて少し肌寒く感じましたが、太陽が眩しい良い天気となりました。参加した子ども達も大喜びです!今回はお城探検ということで、読谷村にある座喜味城に行きました。座喜味城の城壁は石がきれいに積まれています。そこで今回のキーポイントとなる『石積み』を知ってもらう為、近くの小さな石を子ども達に積んでもらいました。これが意外に大変!石のバランスを上手く考えて置かないと、すぐに崩れてしまいます。子ども達は夢中になって石を積み、「お城を建てるって難しい!」と石積みの大変さを感じることができました。続いては大人も子どもも楽しめる座喜味城ウォークラリーです!お城には様々な工夫が隠されています。チームを組んで協力し、門や階段を探して地図を完成させながら、クイズを解いていきました。座喜味城はそれほど大きくはありませんが、子ども達はあっちに行ったり、こっちに行ったりと常に歩きまわっていました!さらに、お城の上からは素敵な景色を見ることができます。子ども達は景色の中で知っている場所を見つけては、教え合っていました。ふりかえりでは沖縄の食べ物の歴史を学び、当時の高級お菓子である『ちんすこう』を紹介しました!ちん=珍しい・金、すこう=お菓子ということで、昔は宮廷にいる偉い人しか食べられなかったそうです。子ども達はゆっくりとちんすこうを味わっていました!
沖縄には約400以上の城が存在すると知られています。城のことを沖縄では「グスク」と呼び、「グ」は石、「スク」は囲った場所という意味があります。今回は「グスク」の中でも、世界遺産に登録されている座喜味城へ行きました。サポーターが下見に行った際に見つけた『面白いもの』の写真を、座喜味城ウォークラリーで使いました。植物や石、看板などの写真を手掛かりに、チームごとに座喜味城内を探しまわります。写真の中でも、すぐに発見できる簡単なものは白黒で印刷し、子ども達同士で話し合いながら探してもらいました。う~んと悩みながらも、各チーム全てのクイズを解くことができました!一番難しかったと声が上がったのが門の石積みの写真です。石でアーチ型の門を作る為、隙間を埋める為に小さな三角の石が使用されています。それぞれの場所や役割にあった石の形や積み方があり、座喜味城は3種類の石積み方法で作られています。その石積み方法に子ども達でオリジナルの名前を考えてもらいました。四角の石を積む方法は『ひら積み』や『きれい積み』、多角形の石を積む方法は『かくかく積み』や『がく積み』、様々な形や大きさの石を積む方法は『丸積み』や『なんでも積み』とユーモアあふれる名前が出てきました!オリジナルの名前をつけることで、よ~く見ると違う石の積み方に、より興味を持つことができたのではないかと思います。
座喜味城探検のあとは子ども達自身で遊びを決めました。全員で相談した結果、「鬼ごっこ」や「だるまさんが転んだ」を行うことにしました!サポーターも全力を尽くして遊びに参加しましたが、すぐにヘトヘトになってしまいました。子ども達のあり余る体力には驚きです!この一年間で子ども達は体も成長し、体力だけでなく環境について考える力やエコ意識、行動力も変わりました。身近な食を通して自然を知り、更にその中で暮らす生き物についても学んできました。エコクラブ活動を通して、私達の生活は自然や生き物とのつながりの中で成り立っていることを感じとってくれたのだと思います。今後も子ども達が自然とふれあい、五感を使って学んだこと、感じたことを大切にして成長して欲しいと思います。
OMRCこどもエコクラブ(沖縄県)
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