活動レポート

活動レポート

明石川下流調査

玉一アクアリウム (兵庫県)

活動日:

2022年12月31日

実施場所:

明石市 明石川下流

参加メンバー&サポーター数:

6人

活動の分野:

  • 水
  • 自然・生物多様性 自然・生物多様性

SDGs:

  • SDGs:海の豊かさを守ろう
  • SDGs:陸の豊かさも守ろう

活動内容

玉津第一小学校で水槽の水換えをした後、明石川下流に行ってキクイモ掘りをして調査をしました。掘ったキクイモはキクイモチップスにして試食します。2時間で…キチヌの幼魚約50匹、ミナミメダカの未成魚~成魚約20匹、ヒナハゼの未成魚~成魚約20匹、オイカワの幼魚~未成魚約10匹、ニホンウナギの幼魚5匹、ゴクラクハゼの成魚3匹、ボラの幼魚1匹と成魚1匹、ドンコの幼魚1匹、カワアナゴの幼魚1匹、シマイサキの幼魚1匹、ウシガエルの幼生6匹、アカミミガメの成体1匹、ミナミヌマエビ(カワリヌマエビ属を含む)の幼体~成体約40匹、ミゾレヌマエビの幼体~成体約20匹、ヒラテテナガエビの幼体~成体約60匹、ミナミテナガエビの幼体~成体約15匹、テナガエビの幼体~未成体約10匹、モクズガニの幼体~成体約10匹、オオヒライソガニ属の1種の幼体7匹、羽化したばかりのコカゲロウの1種の亜成虫3匹がとれました。ウシガエルとアカミミガメはナーセリーの畑の肥料に持ち帰りました。

参加者のようす

キクイモ掘りではみんなで協力しながら河川敷を掘り起こしてキクイモを駆除しました。調査ではメンバーが大きなコイやボラの成魚を追いかけて捕まえたり、近くを泳いでいたヌートリアに逃げられて悔しそうにしていました。

感想・気づいたこと・考えたこと

調査では兵庫県では珍しいオオヒライソガニの一種が沢山とれたので嬉しかったです。明石川の本流では伊川との合流点の所から少し上流に温水が排水される所があるので、その影響で黒潮に乗って流されてきた熱帯域の生き物が冬場に死なずに一部が生き残って明石川に定着しつつあるのかなと思いました。

その他

報告担当:NA(高3サポーター)

玉一アクアリウムのみなさん、活動報告をありがとうございます。
今回も様々な生き物たちと出会うことができたようですね。キクイモは北アメリカが原産とされ、日本には江戸時代末期に家畜(かちく)の飼料(しりょう)用として取り入れられたものですが、環境省から要注意外来生物に指定されていますね。キクイモチップスの味はどうでしたか?
ヌートリアは西日本を中心に繁殖(はんしょく)が確認されている特定外来生物ですが、「鳥獣保護(ちょうじゅうほご)管理」の対象に指定されているため、自治体のきょかがないままの捕獲(ほかく)が禁止されて、対応がむずかしいですよね。オオヒライソガニとありますが、もしかしたらタイワンオオヒライソガニの可能性もあるかもしれませんので、くわしく確認できたらいいですね。とてもたくさん調査してくれているので、調査結果をより大きなエコロジカルアクションにつなげていけるとよいと思いました。
では、次回の報告も楽しみにしています。
エコまる
玉一アクアリウムのみんな、報告ありがとう!
環境に関することならどんなことでもエコロジカルあくしょん!
これからも一緒にがんばろう! がんばってるなと思ったら拍手をしてね★
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クラブのプロフィール

  • クラブ名玉一アクアリウム
  • 所在地兵庫県
  • クラブの種類その他

クラブ写真

玉一アクアリウムは、明石川を守り育てる活動をしている小中高生のグループです。
1年を通して週に1度は川に入り、魚や水生生物をとって川の環境を調査しています。絶滅危惧種や在来種は、調査の後にリリースし、外来種はリリースせずに駆除をして、その命を無駄にしないように、みんなでおいしくいただいています。
2007年より活動を開始していますが、現在は特定外来生物のブルーギルやオオクチバスが目に見えて減り、かわりにオイカワやモロコなどの幼魚や成魚が今までで一番多く、成果を感じています。そして知識向上のために漁協や水族館や試験場や棚田の保全活動などに参加して勉強していますが、その度にいろんな事で、様々な人達に親切にしていただいています。明石川のためにはもちろんのこと、その方々のためにもこれからもしっかり学んで行きたいです。
※オオクチバスとブルーギルを環境省と農水省から許可をもらって飼っています。

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