大津こども環境探偵団 (滋賀県)
「船上探偵」は、環境学習船megumiに乗って、私たちにとって身近な存在である琵琶湖について、普段と違った視点から学習を行いました。船からの景色を楽しみつつ、船の上でしかできない様々な体験をしてもらいました。
昨年度は、感染症拡大の影響で活動は2回にとどまりましたが、今回は無事に開催することができました。本年度1回目の活動であり、団員達にも緊張の色が見えましたが、皆すぐに仲良くなり、グループ内でどんどん意見を出し合ってくれました。
船の室内では、琵琶湖の広さや深さ、固有種、水のゆくえについて、グループ内で話し合いながらの学習や、顕微鏡でのプランクトン観察を行いました。水の採取場所によって違ったプランクトンが生息していることが確認できました。
デッキでは、目印を降ろし、北湖と南湖の透明度の比較、水面付近の水と深い場所の水の温度比較を行いました。水質の違いについて発見があり、触って温度を確かめるなど、楽しみながら学習することができました。
最後に、団員達には、どんな琵琶湖になってほしいか、そのためにできることについて考えてもらいました。皆が積極的に思い思いの意見を発表してくれました。具体的な意見や、大人でも頭を抱える問題を提起してくれた団員もいました。
「船上探偵」が、夏休みの良い思い出になったのではないでしょうか。
・別の船に乗った経験がある団員は居たものの、megumiへの乗船経験はないようで、船内を珍しげに見ていました。
・団員同士やエコリーダーとの仲を深めること、探偵団のルールの確認をすることを目的とした「結団式」では、「エコリーダーとのおやくそく」をしっかり確認し、集中してエコリーダーの挨拶を聞いていました。また、皆自己紹介から盛り上がってくれました。
・暑い中デッキでの活動でしたが、水温や透明度を測り、バケツに入った深層水に手をつけたときには、そのあまりの冷たさに驚いていました。
・今回の活動は半日で行ったため、活動時間としては物足りない部分もあったかもしれませんが、限られた時間の中で満足の行く活動ができました。船内でのルールも、団員達はしっかり守ってくれていました。
・終了後には「また参加したい!」「楽しかった!」など、たくさんの声を聞くことができました。ケガなく元気に活動を終えることができました。
<琵琶湖について驚いたこと>(抜粋)
・プランクトンが思ったよりたくさんのしゅ類がいたこと
・プランクトン
・北湖のふかいところが水がつめたかった
・南湖より北湖のほうが大きいこと
・びわこのふかさ
・びわ湖の水を使っている所は多くて、滋賀県は4番目によく使っている
・水がちょっときたないこと
・12度がすごくつめたかったこと。30度が意外とつめたいこと
・とうめいど
・ふかいところがとてもつめたくておどろきました
・びわ湖の水を使っているのが滋賀が1番少なかったのでおどろいた
・だれが1番びわこの水を使っているか
・琵琶湖の固有種
・30m深いだけでもあさいところでは30どもあったのに、12どになることにびっくりした
・琵琶湖の1番深いところは103.78mだということ、琵琶湖のまわりの長さは235kmだということ
<活動の感想>(抜粋)
・南こと北こがあることがわかった。
・深い場所の水を取る装置が面白かった。
・みんなでいろいろな調査ができて、とても楽しかったです。次の調査も楽しみです。
・プランクトンがたくさん見れてとてもうれしかった。そして北湖と南湖のちがいがたくさん知れてよかった。そして琵琶湖をよくするためにというかんじでたくさん琵琶湖について考えられた。
・ふだんのれない船にのれたので楽しい1日がおくれました。
大津こども環境探偵団(滋賀県)
大津こども環境探偵団(滋賀県)
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