竹の子エコクラブ (埼玉県)
学校ビオトープは、どんな場所ならどんな生き物が喜ぶかな?来てくれるかな?と考えて人が手入れをすることが出来る場所。同じような草ばかり生えているのを丈の変化をつけてガーデニングばさみで刈ったり、伸びすぎた木の枝をのこぎりで切りました。切った枝を更に短く切り、刈った草も杭と杭の間に積み、柵がわりにしました。ゴミにならず、生き物のすみかになります。池の中にびっしり生えていたガマも水面が見えるくらいに植木ばさみで刈りました。
汗びっしょりになりながら、真面目に夢中に作業をするようすに、サポーター側がちょっと驚きました。でも作業しながらも、ただ草ぼうぼうに見えた中でヒシバッタやクビキリギス、ギンヤンマのヤゴのぬけがら、アワフキムシにカナヘビの卵まで見つかったのでみんなでわいわい楽しめました。
変化をつけることで、生き物の種類が増えるかもしれない。観察もしやすくなった作業後のビオトープをながめて、満足そうなメンバーたち。大人が手入れをしてしまうのは簡単ですが、子どもたちが手入れをしてこそ意味のあるのが学校ビオトープだと改めて思いました。いつも行っている斜面林のこぶしの里とつながりがあり、周りの自然と行き来する生き物にとって、寄ることが出来る、小さくても意味のある場所なんだと話しました。
竹の子エコクラブのみなさんへ
学校ビオトープの手入れおつかれさまでした!「自然のまま」という言葉を「放置したまま」と同じ意味にとらえて、せっかく整備したビオトープがだめになってしまう事例をたくさんみてきました。みなさんのようにしっかり手を入れることにより多様な自然環境がたもたれます。
この学校ビオトープは地域の方々の協力もたくさんあって運営されているようですね。周辺の地域とのつながりも考えられているすばらしい場所だと思います。これからもこのビオトープだけでなく、つながりもぜひ大切にしてほしいと思います!
次の報告もたのしみにしています。
竹の子エコクラブ(埼玉県)
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