竹の子エコクラブ (埼玉県)
「落ち葉はき」というと掃除のイメージがあるかもしれませんが、三芳町では農業に欠かせないことです。冬に雑木林の落ち葉をはき集めて、落ち葉だめで堆肥にして、野菜作りに使ったり、落ち葉をさつまいもの苗床にします。江戸時代から300年以上の歴史ある農業文化を三芳町の協力で体験させてもらいました。竹の熊手を使って落ち葉をはき集めます。竹は、先がしなやかで柔らかいです。落ち葉を大きな竹籠にどんどん入れていきます。籠を木のそばに置いて、つかまりながら中に入って落ち葉を踏み込むと、またどんどん入れられます。熊手で集めた落ち葉を籠に入れるのに、腕をアコーディオンのようにすると一度にたくさん持てます。
みんな自分の籠を落ち葉でいっぱいにするのに夢中で冬の雑木林なのに、だんだん熱くなるほどでした。継続メンバーは、すっかり上手になり、一度に落ち葉を持ち上げる量も名人さながらでした。初めてのメンバーも楽しんでいて気に入ったようです。
昨年度はコロナウィルスの感染拡大により、落ち葉はき体験が中止になってしまいました。今年度は、特別実施をしてもらえました。まずは楽しむこと。それから、こういうやり方の農業が自分たちの暮らす町にあり、歴史があることを知るのは大切なことだと思います。土壌改良のためではあったのですが、落ち葉はゴミではなく堆肥になる、落ち葉堆肥農法は、循環型農法というエコな農業なんだというのもエコクラブメンバーとして知って欲しかったので、体験の機会を作ってもらえて良かったです。
竹の子エコクラブ(埼玉県)
竹の子エコクラブ(埼玉県)
竹の子エコクラブ(埼玉県)
竹の子エコクラブ(埼玉県)