活動レポート

活動レポート

伊川~明石川下流調査

玉一アクアリウム (兵庫県)

活動日:

2021年12月19日

実施場所:

神戸市 明石川支川伊川~明石市 明石川下流

参加メンバー&サポーター数:

10人

活動の分野:

  • 水
  • 自然・生物多様性 自然・生物多様性

SDGs:

  • SDGs:海の豊かさを守ろう
  • SDGs:陸の豊かさも守ろう
  • SDGs:パートナーシップで目標を達成しよう

活動内容

須磨海浜水族園の方々と神戸市環境都市課の方と玉一アクアリウムの共同調査を2時間30分しました。ブルーギルの幼魚157匹、オイカワの幼魚約90匹、ミナミメダカの成魚12匹、ヒナハゼの成魚9匹、モツゴの幼魚~成魚9匹、ボラの幼魚5匹、ニホンウナギの幼魚4匹、コウライモロコの未成魚4匹、シマヒレヨシノボリの未成魚3匹、カワアナゴの幼魚2匹、ドジョウの幼魚~成魚2匹、ゴクラクハゼの未成魚1匹、ヌマチチブの成魚1匹、ウシガエルの幼生1匹、アカミミガメの未成体~成体2匹、クサガメの未成体~成体2匹、ミナミヌマエビ(カワリヌマエビ属を含む)の幼体~成体約600匹、ミゾレヌマエビの幼体~成体約20匹、ヒラテテナガエビの幼体~成体11匹、テナガエビの幼体~成体約10匹、ミナミテナガエビの幼体~未成体約5匹、スジエビの成体6匹、アメリカザリガニの幼体1匹、モクズガニの幼体~未成体4匹、キリウジガガンボの幼虫4匹、シオカラトンボの幼虫2匹、コオニヤンマの幼虫1匹、ヤマサナエの幼虫1匹、コヤマトンボの幼虫1匹がとれました。

参加者のようす

以前、明石川下流に注ぐ用水路で砂利に水が堰き止められてオオクチバスやブルーギルがたくさんいる場所がありましたが、その場所を堰き止めていた砂利たちが流れていて水も無くなっていたので、ブルーギルたちが明石川へ流されたのだと思います。まだいると思いますが、今回たくさん駆除できて良かったです。ブルーギルとウシガエルのオタマジャクシとアカミミガメは駆除をしてナーセリーの畑の肥料に持ち帰り、アメリカザリガニの幼体は玉津第一小学校で許可をもらって飼っているオオクチバスの餌に持ち帰りました。いつもより真剣に調査していました。とても寒そうでした。

感想・気づいたこと・考えたこと

手がかじかむほど寒かったですが、頑張って調査を続けました。僕はヒナハゼは4匹とることができました。今回の目的のヒナハゼをとることができて良かったです。さらに、神戸市環境都市課の方からは明石川水系の重要種などについて、さまざまなお話をして頂きました。明石川水系のヒナハゼは標本記録がないという話など、とても勉強になるものばかりでした。この重要種に位置づけられている種については、今後の調査で確認していこうと思います。以前のアクアリウムの調査で駆除をしたキクイモとウシガエルの成体を、キクイモはチップスにウシガエルは唐揚げにして試食しました。ウシガエルを食べるのは初めてでしたが、味は鶏肉のようでとても美味しかったです。これなら食べることで積極的に駆除ができると思いました。今後も調査を続けていこうと思います。

その他

報告担当:KR(高1サポーター)

玉一アクアリウムのみなさん、サポーターのNRさん、志染川調査のようすを報告してくれて、どうもありがとう。
手がかじかむほど寒さにも負けずに調査を続けました。よくがんばりましたね。
志染川にはたくさんの生き物がいて、それぞれが上手に住み分けをしていることがよく分かりました。多様性があるということだね。すばらしいなぁ。これもみなさんの努力の継続によるところが大きいと思うよ。とてもいいですね。ブルーギルがふえた理由を堰(せ)き止めていた砂利や水が流されてなくなったことが原因のひとつと考えているのだね。結果を見て、可能性がある要因をたくさんみちびき出すことは大切です。『なぜ、だろう』と結果を考察しているすばらしい報告になっているよ。
つぎの報告も楽しみに待っているね。
エコまる
玉一アクアリウムのみんな、報告ありがとう!
環境に関することならどんなことでもエコロジカルあくしょん!
これからも一緒にがんばろう! がんばってるなと思ったら拍手をしてね★
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クラブのプロフィール

  • クラブ名玉一アクアリウム
  • 所在地兵庫県
  • クラブの種類その他

クラブ写真

玉一アクアリウムは、明石川を守り育てる活動をしている小中高生のグループです。
1年を通して週に1度は川に入り、魚や水生生物をとって川の環境を調査しています。絶滅危惧種や在来種は、調査の後にリリースし、外来種はリリースせずに駆除をして、その命を無駄にしないように、みんなでおいしくいただいています。
2007年より活動を開始していますが、現在は特定外来生物のブルーギルやオオクチバスが目に見えて減り、かわりにオイカワやモロコなどの幼魚や成魚が今までで一番多く、成果を感じています。そして知識向上のために漁協や水族館や試験場や棚田の保全活動などに参加して勉強していますが、その度にいろんな事で、様々な人達に親切にしていただいています。明石川のためにはもちろんのこと、その方々のためにもこれからもしっかり学んで行きたいです。
※オオクチバスとブルーギルを環境省と農水省から許可をもらって飼っています。

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