逆川こどもエコクラブ (茨城県)
茨城県地球温暖化防止活動推進員の全体研修会において、ヒヌマイトトンボの発見者の1人、小菅次男先生が講演をいたしました。逆川こどもエコクラブの会長をされている小菅先生は、1971年7月7日に汽水湖涸沼に調査に出向き、日本最後のトンボの新種「ヒヌマイトトンボ」を発見しました。
当時、涸沼は豊かなヨシ原が湖岸沿いに広がり、ヨシ原の中に入って昆虫や希少な動植物を調査していました。そこで、後からわかってきた汽水域でしか生息できないヒヌマイトトンボに遭遇したのです。昆虫の専門家が採取したトンボは今までに見たことがなかったため、当時の昆虫学者に報告。同定の結果、新種であることがわかったのです。
それから50年、湖岸は治水のための護岸工事、塩害防止のためのバリアなどの構造物ができ、13か所あった生息地が今では3か所に減ってしまいました。環境省レッドリストでも絶滅危惧種に指定され、地域みんなで守っていく必要があることを伝えていただきました。
先生は、2005年のクラブ創立時前から、水戸の偕楽園公園に隣接する逆川緑地の環境保全にも取り組んでいます。
これからもヒヌマイトトンボを守っていく活動をしていきます。
逆川こどもエコクラブ(茨城県)
逆川こどもエコクラブ(茨城県)
逆川こどもエコクラブ(茨城県)
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