けいちゃん たんけんたい (滋賀県)
昨年12月初旬、自宅の庭のニンジン畑でキアゲハの幼虫を見つけ、家のリビングの棚の上で飼っていました。12月中旬、幼虫はさなぎになり、今年4月9日の夕方に蝶になりました。そこで蝶になってから飛び立つまでを観察しました。
・夕方、メンバーがリビングの棚の上に蝶を発見しました。「うわ、棚の上におっきいちょうちょがいる!何でこんなところにがいるん。」と聞いてきました。サポーターがさなぎを指さし、「出たわ。さなぎのここに穴があいてる・・・。」「ほんまや・・・。出た・・・。これは描かないと!」と言ってスケッチを始めました。「げ、難しい。かけない。」
・翌日、逃がしてやるために蝶を連れて外へ行くと、蝶は羽ばたいて自宅駐車場の屋根の上に飛んでいき、そこでじっとしていました。「大丈夫やろか。」メンバーは昼だけでなく夜も懐中電灯を持って、父親に肩車をしてもらい、何度も蝶を見にいっていました。
・その次の日、蝶は駐車場の屋根からいなくなっていました。「ちょうちょ、どっか行ったみたい。」と言っていました。
・その後、「にんじんを植えたい。キアゲハのために。」と言い出しました。
・メンバーは、本を読んで、さなぎは蝶になると知っていましたが、実際に見たのは初めてだったのでびっくりしていました。去年の9月ごろ、ナミアゲハの幼虫を育てていたとき、さなぎから寄生バチが出てきたのでがっくりしていましたが、今回は無事蝶が出てきて大喜びでした。スケッチでは、いつも描いている植物と違って、蝶は複雑で描きにくかったようで苦戦していました。
・気温が低いからか、蝶は少し羽ばたくもののほとんど動かなかったので、ちゃんと飛べるのか心配になって何度も見に行っていましたが、翌日朝にはいなくなっていたので、飛び立ったんだなと思ったみたいです。
・秋にさなぎになるとさなぎのまま越冬すると本に書いてありましたが、なんとなくうちのさなぎはだめそうと思っていました。その理由は幼虫が12月にさなぎになったからと、さなぎの色が所々黒くなっていておかしかったからと、冬の間リビングで、飼育容器を開け放しにしてさなぎを放置していたからですが、実際のキアゲハはもっとたくましかったようです。家族みんなで驚きました。
・メンバーはさなぎから蝶が出てきて面白かったようなので、また機会があれば観察してみたいです。
けいちゃん たんけんたい(滋賀県)
けいちゃん たんけんたい(滋賀県)
けいちゃん たんけんたい(滋賀県)
けいちゃん たんけんたい(滋賀県)