逆川こどもエコクラブ (茨城県)
新年明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願い申し上げます。
私たちが活動する水戸市の「広報みと」に12月に実施したサケレンジャー(桜川に遡上するサケの卵の調査)の風景が掲載されました。
下水道の整備等により水質改善が進んだ水戸市内中心部を流れる桜川とその支流の逆川に2005年、突然サケが遡上してきて産卵しました。
これを受けて、活動を開始したのが逆川こどもエコクラブのサケレンジャー隊です。
市街地を流れる那珂川の支流桜川は、偕楽園の観梅がはじまる2月になると下流の堰が上がり、水がせき止められて川の流れがなくなっていきます。
11月~12月に遡上し、産卵していくサケの卵は1月に仔魚となり、早春に川を下っていきます。
川の水が堰き止められると水の流れが止まるため、清流で生きるサケは死んでしまいます。このため、12月に子供たちが川に入り、サケの卵を掘り起こして採取し、自宅で飼育。
卵から孵して成長した稚魚を、2月に放流しています。放流の時期に水戸市が堰を下してくれるしくみです。15年目となるサケレンジャーでしたが、今年は親となるサケが2尾しか遡上しておらず、卵は確認できませんでした。近年、太平洋側の海水温が上昇しており、茨城県へ帰還するサケが激減している影響と考えられます。しかし、こどもたちは元気に川に入ってチャレンジ。任務を果たしました。
1月30日は新年恒例のフォーラムが開催されます。
今回で16回目を迎え、これまでの「こども環境フォーラム」から「SDGsフォーラム」に名称を変更いたしました。
12月末に参加して講演した世界環境サミットの報告や2月9日に行われる脱炭素チャレンジカップ2021大会の壮行会等が開催されます。愛知県の姉妹団体である劇団シンデレラも駆けつけてくれます。
近隣のこどもエコクラブの皆さまでSDGsフォーラムに参加希望あります方は、会場まで来場いただき、受付いただければ視聴できます。
逆川こどもエコクラブ(茨城県)
逆川こどもエコクラブ(茨城県)
逆川こどもエコクラブ(茨城県)
逆川こどもエコクラブ(茨城県)