逆川こどもエコクラブ (茨城県)
ホタルネットワークmito逆川湧水ホタル保全地の整備活動が行われました。
秋晴れに恵まれたこの日、草刈りや水路整備の泥んこ活動に多くのメンバーが集まってくれました。最年少は3歳児。
お母さんお父さんの働く姿を見てお手伝い。周りには、先輩のこどもたちが気をきかせて動いてくれています。
逆川緑地の湿地帯にホタルが来たのは15年前、千波湖周辺に生息していたホタルが休耕田化や都市開発によって数を減らし、約2km離れた最後の発生地が消滅の危機を迎え、僅かな発生となっていました。
逆川緑地は湧水に恵まれていましたが、雑草が密生し、ホタルも姿を消して約30年になっていたところでした。2000年に逆川こどもエコクラブができて、担い手が揃ってきたことから、当時の水戸市長や環境部署と協議を経て、逆川緑地に移植することを決め、2005年にホタル保全地を形成して卵を移植したのです。
2006年、ゲンジボタル、ヘイケボタルともに移植が成功しました。その後はこのように、クラブメンバーがしっかりと維持管理を継続。ヘイケボタルに至っては、市街地にありながら郊外の発生地を上回る数が発生しています。
ホタルは人が住む里山に多く発生します。農家さんは自らの水田や水路の管理をしながら知らず知らずにホタルの生息地を造っているのです。街中でホタルが発生するには、意識的な管理が必要となります。逆川こどもエコクラブのこどもたちは、先輩から後輩に、活動を通じてその認識が継続しています。
おつかれさまでした。来年もたくさんのホタルが飛び交うことでしょう。
逆川こどもエコクラブ(茨城県)
逆川こどもエコクラブ(茨城県)
逆川こどもエコクラブ(茨城県)
逆川こどもエコクラブ(茨城県)