活動レポート

活動レポート

ホタルネットワークmito秋の整備

逆川こどもエコクラブ (茨城県)

活動日:

2020年10月03日

実施場所:

水戸市逆川緑地

参加メンバー&サポーター数:

82人

活動の分野:

  • 自然・生物多様性 自然・生物多様性

SDGs:

活動内容

ホタルネットワークmito逆川湧水ホタル保全地の整備活動が行われました。
秋晴れに恵まれたこの日、草刈りや水路整備の泥んこ活動に多くのメンバーが集まってくれました。最年少は3歳児。
お母さんお父さんの働く姿を見てお手伝い。周りには、先輩のこどもたちが気をきかせて動いてくれています。

参加者のようす

逆川緑地の湿地帯にホタルが来たのは15年前、千波湖周辺に生息していたホタルが休耕田化や都市開発によって数を減らし、約2km離れた最後の発生地が消滅の危機を迎え、僅かな発生となっていました。
逆川緑地は湧水に恵まれていましたが、雑草が密生し、ホタルも姿を消して約30年になっていたところでした。2000年に逆川こどもエコクラブができて、担い手が揃ってきたことから、当時の水戸市長や環境部署と協議を経て、逆川緑地に移植することを決め、2005年にホタル保全地を形成して卵を移植したのです。

感想・気づいたこと・考えたこと

2006年、ゲンジボタル、ヘイケボタルともに移植が成功しました。その後はこのように、クラブメンバーがしっかりと維持管理を継続。ヘイケボタルに至っては、市街地にありながら郊外の発生地を上回る数が発生しています。
ホタルは人が住む里山に多く発生します。農家さんは自らの水田や水路の管理をしながら知らず知らずにホタルの生息地を造っているのです。街中でホタルが発生するには、意識的な管理が必要となります。逆川こどもエコクラブのこどもたちは、先輩から後輩に、活動を通じてその認識が継続しています。

その他

おつかれさまでした。来年もたくさんのホタルが飛び交うことでしょう。

逆川こどもエコクラブのみなさん、活動報告をありがとうございます。
ホタルの保護保全には定期的な整備が欠かせません。寒くなり、ホタルが休眠する前に生息地の環境を整え、来夏に備える作業は大切です。小さいメンバーから多くのサポーターさんの協力を得て、みんなで活動しているのが、すばらしいですね。ホタルは昔から「人と共生」し、人間の気持ちをいやし、日本人の自然に対する考え方を育んでくれる「文化昆虫」とも言われています。そういうホタルのためにがんばるみなさんは、日本の伝統文化も守っていると言えます。これからも自信と誇りをもって、活動していってください。では、次回の報告も楽しみにしています。
エコまる
逆川こどもエコクラブのみんな、報告ありがとう!
環境に関することならどんなことでもエコロジカルあくしょん!
これからも一緒にがんばろう! がんばってるなと思ったら拍手をしてね★
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クラブのプロフィール

  • クラブ名逆川こどもエコクラブ
  • 所在地茨城県
  • クラブの種類近所や地域のお友達

クラブ写真

茨城県の水戸市を中心に、生物多様性に関する環境学習、耕作放棄地にホタルを再生させて保全する活動、地域ぐるみで地球温暖化防止の啓発と脱炭素に向かうアクションなど、積極的に参加する子供たちとサポーターが楽しく学びながら活動しています。大学生ユースから1歳児まで、持続可能でつながるSDGsを実践しています。

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