こどもnhkたんけんたい (福岡県)
小岱山は、ビジターセンターの登山マップによると4つのピークと10の登山口、8つの主な登山ルート、1つの縦走路が紹介されており、さまざまな楽しみ方のできる山です。
これまで3人のメンバーは、丸山キャンプ場から観音岳へ直登する観音岳コースと笹千里駐車場から丸山展望台を経由して観音岳を目指すコースにチャレンジしましたが、いずれも道半ばでリタイア。
今回は、3度目の正直で標高210mの丸山キャンプ場から観音岳コースで登頂を目指しました。
季節柄、マムシとスズメバチへの注意を呼び掛ける看板が至る所にありましたが道中出会うことなくすみました。
山道沿いにはたくさんのキノコを見つけることができました。
標高差263m標準時間40分のところ90分かけて3人とも無事登頂することができました。
登頂して気づいたのは、観音岳(473m)が小岱山の最高峰ではなかったこと…。今度は最高峰の筒ヶ岳(501.4m)へのピークハントや縦走にもチャレンジしてほしいです。
下山は丸山展望台経由で丸山コースをのんびりと降りる予定でしたが、こちらのコースは当日、スズメバチの被害が多発しているとの情報が入り、やむなく観音岳コースをそのまま下山。くだりは標準時間35分の所をおおむね標準時間通りで下山することができました。
観音岳コースは、ルートの大半が段差の大きい階段状になっています。メンバーにはできるだけ階段の隅っこの段差の小さい(でも落ち葉などで滑りやすい)ところを登るよう助言しました。3回目ともなると飲み込みも早く、割と助言通りのルートをそれぞれ選んで歩いてくれました。
n氏(3)は、登山開始直後から「帰りたい」と駄々をこねましたが、前回2回とは違って抱っこをせがむことはありませんでした。h氏(3)とk氏(4)は途中でキノコを見つけたりどんぐりやまつぼっくりを拾ったりしながら登山を頑張ってくれました。
道中ではたくさんのキノコを見つけました。ニホントカゲのこどもを捕まえることもできました。3人ともトカゲを怖がることもなく、青く輝くしっぽなどを興味津々に観察していました。
たくさんのチョウも見ました。特にアゲハチョウの仲間をたくさん見かけましたが、こどもたちにはまだ、周りをじっくり観察する余裕はあまりなさそうでした。とはいえ、頂上ではおにぎりやスナックなどお弁当をしっかり食べて、落ち枝でチャンバラごっこをするだけの元気はあったので、これから少しずつ周りを観察しながら登山を楽しめるようになってくれたらと思います。
ほかのグループのこどもの登山者が虫かごや虫取り網をもって登山しているのを見かけました。うちも、もう少し山歩きになれたら、山の生き物探しにチャレンジしてほしいです。
丸山コースではずいぶんたくさんの人がスズメバチに襲われたという話を聞きました。危険な生物への備え(虫よけスプレーだけでなく、抗ヒスタミン外用薬やポイズンリムーバなど)をもう少ししっかりしておかないといけないと思いました。
今回は3度目の挑戦で、初めて山頂まで登ることができました。登頂が今回の目的だったので、それで十分なのですが、これからは山歩きの道中で楽しみながら登れるようになってほしいと思いました。
サポーターとしては、野外活動では安全確保だけでなくメンバーが自然を楽しむためのお手伝いができるように工夫していきたいと思いました。
こどもnhkたんけんたい(福岡県)
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