2023.11.10 掲載
今月は埼玉県秩父市の「秩父こどもエコクラブ(ちちぶこどもえこくらぶ)」さんの活動にフォーカス★
自然豊かな秩父で20年以上続く、ベテランクラブの魅力に迫ります。
今回のリアルヴォイスはインターンの松本さんが担当してくれました♪
20数年前に、秩父市の「環境を考える会」の中で「こどもエコクラブ」のことが話題になっていました。ちょうどその時期に「秩父教育懇話会」が立ち上がり、地域の子どもたちの教育のための活動を話し合っていました。教育懇話会の会員の中に環境を考える会の会員が数人いたため、教育懇話会の下部組織として「秩父こどもエコクラブ」の活動がはじまりました。
自然に触れる機会が少なくなってきている今の子どもたちに、多くの自然体験を提供できるのが魅力です。自然豊かな秩父だからこそ自然に触れる活動を計画しやすく、ハイキングや川遊び、稲作体験、カヌー体験、地質学習に化石採集、自然観察などなど、本当にたくさんの自然体験をすることができます。自然に触れて活発に活動することは、環境教育だけでなく子どもたちの健康にもつながるので、その点も魅力の1つです。
河原でのゴミ調査・川遊びと化石さがし、稲作体験です。稲作体験や川遊び、化石探しは子どもたちにも特に人気で、とても楽しんで活動してくれました。
実は秩父ははるか昔海だったので、海の生物の化石が出てきます。そこまで大きいものは出てきませんが、2枚貝であったり巻き貝であったりの化石が実際に活動中に見つかりました。「フズリナ」なども見つかります。当時の地層が隆起しているので、山の山頂にも海の生物の化石があったりします。実は恐竜の化石も見つかるんですよ。
秩父ならではの活動というと、自然の素材を活用したクラフトやジオパーク秩父ツアーでの活動が挙げられます。ジオパークツアーでは段丘や棚田を実際に観察して秩父盆地の成り立ちを学んだり、蓑山(みのやま)の山頂に登ったりしました。また、クラフトに関しては去年のSAITAMA環境フェア&こどもエコフェスティバルでクラフトはがきを作って配布したりしました。
はい。枯れ枝などの自然の物を活用したクラフト活動を、ぜひ多くの方に楽しんでいただきたいと思っています。
「リアルヴォイス」では、以下のようなクラブやメンバーたちをとりあげて紹介していきます。
インタビューを受けてもいいよ☆というクラブのみなさん、
ぜひ全国事務局までメールをお送りください!