2022.06.10 掲載
今回は島根県出雲市の「上津探検隊」で活動していた金山千春さんに登場していただきます。
こどもエコクラブに参加したきっかけは兄が参加していたからです。私も小学校1年生から6年生まで活動していました。
壁新聞づくりに毎年チャレンジしていて、全国フェスティバルに2回行けるチャンスがありました。1度目は東日本大震災で参加できませんでしたが、2度目には参加できました。全国フェスティバルに参加してとても嬉しかったことは、自分たちの発表を通して、上津探検隊の活動をたくさんの人に知ってもらったことです。
みんなの前で発表した時はとにかく緊張しましたが、初めて会うクラブの人たちの前で自分たちの発表をやり遂げた達成感はすごかったです。テーマごとに3人で割り振りをして準備しましたが、今でもその時みんなでがんばったことが忘れられません。
みんなで取り組んだ壁新聞づくり |
2011年作成 ケロケロカエル調査新聞Ⅴ |
クラブの活動で印象に残っている活動は、みんなで池を掘ったり、水路確保をしてつくった「カエルランド」の整備です。
作業した場所はもともと田んぼだったこともあり、土が水を含んでいて小学生だった私には重くてなかなか重労働でした。でも、自分たちで掘った池に水草を浮かべたり、石や半分に切った竹を配置したり、生き物が住みやすい環境をつくるのはとても面白かったです。そして、サンショウウオやモリアオガエルと出会えて、希少な生き物を観察することができ最高の体験ができました。例えば整備中や生態調査の時に、サンショウウオは池の水草や葉っぱの下で観察できました。また、モリアオガエルは池を泳いでいる時や、産卵期に出会うことができました。とても貴重な想い出となりました。
整備したカエルランドでカエル釣り |
毎週金曜日夜の探検隊活動 畑の生態調査 |
高校卒業後、生まれ育った地元で地域の方の役に立てる仕事がしたいと思い、地元の金融機関に就職しました。こどもエコクラブの活動を通じて生き物の大切さはもちろん学びましたが、小さな頃から地域の方と一緒に活動したことは、今の仕事で人間関係の構築やお客様との接し方に役立っています。特に私が勤めている銀行の窓口に地元の方が来店された際に、私のことを覚えてくれていたり、お話の中でこんなことが、あんなことがあったねと共通点を見つけたりした時はとても嬉しくて感慨深いです。
地域の方と山登り |
クラブでの活動は、社会人になって振り返ると一生の宝物になるかもしれません!
自然や生き物を大切に、そしてメンバーのみんなと楽しんで活動をしてください!
All Japan Youth Eco-clubでは随時、仲間を募集中!
興味のある方は、ぜひメール( j-ecoclub@jeas.or.jp )ください!
http://www.j-ecoclub.jp/topics/youth/201507171000.html
「リアルヴォイス」では、以下のようなクラブやメンバーたちをとりあげて紹介していきます。
インタビューを受けてもいいよ☆というクラブのみなさん、
ぜひ全国事務局までメールをお送りください!