2021.12.10 掲載
浜松グリーンウェーブ株式会社は、浜松市西部清掃工場の職員の呼びかけでスタートしたクラブで、今年で活動4年目になります。どのようなクラブなのか、気になりますよね!
クラブのSDGsアクション
それでは早速、インタビューしてみましょう!
浜松市西部清掃工場の環境啓発施設「えこはま」で、浜松市の3R推進政策を子ども達に体験を通して学ぶ講座等を開催しています。講座での子ども達の様子を幅広く広報し、参加者の成長と仲間づくりを行う場所になりたいと思い、クラブを立ち上げました。
クラブの自慢は、多くのサポーターがいることです。開催される内容によっては専門家から学ぶこともできます。また、ごみを減らす行動を様々な世代から学ぶことができます。
「子ども版 もったいない市(毎年1月に開催)」です。これは、幅広い年齢の子どもたちが、自分達にとって身近な子ども服やおもちゃ・絵本などを受取・欲しい人に譲るイベントです。寄付された品を少しでも、それを必要とする次の人へ譲る工夫を考えて実行したり、希望者が多い品では、平等になるようじゃんけん大会を開催したりしています。
当初は、フリーマーケットを開催していましたが、市民が誰でも参加してリユース商品を広めることが出来ないのではと感じたため「もったいない市」に変更しました。
この「もったいない市」は、大切にしていたものや日常で使っていたものがサイズや年齢で使用しなくなった時に、大切に使ってもらえる・喜んでもらえる人に譲りたいという思いをつなげる市です。例えば、バチの無い太鼓のおもちゃが持ち込まれた時、大人はごみと判断してしまいましたが、欲しいという子どもがいました。商品が新品かどうかにかかわらず、前の持ち主が大切にしていれば次につながることが分かりました。
出展者自身が商品を準備して販売するフリーマーケットでは、一定のルールの中で、出展者が家庭内の不要になったものを、出展者自身が設定した価格で譲る(売る)市となるので、対価が発生します。また、価格調整などを参加者と行うこともあり、コミュニケーションが生まれる交流の場ともなります。
私たちが目指すのは、市民のみなさんにリデュース(Reduce)、リユース(Reuse)、リサイクル(Recycle)の3Rを実践してもらう市民啓発ができる場づくりです。それを実現したのが「もったいない市」なんです。
これは、商品の受取・保管・整理を全て私たちが行うので、参加者の負担もなく誰でも自由に参加することができます。子ども服やおもちゃ、本など、決まった商品が対象となりますが、不用になったものを寄付として地域のみなさんから無料で受け取り、「もったいない市」当日に新たな人へと譲ります。
また、衣類などは、そのまま使用するだけでなく、リメイク提案を行うなど、新たな用途を目指す提案をすることもあります。
そして、商品を譲られる人、つまり持ち帰る人には、お一人様10点までで100円以上の募金をお願いしています。皆さまからいただいた募金は、環境啓発活動に使用していますなどに使用しています。
子どもたちが、自ら考えて行動したり、新しい提案をしてきたりした時です。例えば、もったいない市でおもちゃを譲る時には、そのおもちゃの遊び方を説明してお客様と一緒に遊ぶ。お気に入りの本であれば、オススメポイントを書いて貼る。衣類であれば、展示位置や高さを変えることで特別感が出ると気づき、上下セットの組み合わせで展示したり、洋服として着るだけではない別の使い方を説明したりなど、商品をより魅力的にお客様に見ていただけるよう、色々な提案をしてくれています。
また、サポーターやもったいない市の参加者からは、
・3R実践行動のリユースの意味が分かった。
・リユースでごみが減ることが分かった。
・リユースするためには、大切に使う(リデュース)行動が重要だと思った。
などの感想や意見をいただいています!
家庭ごみを減らす啓発活動を子どもたちと一緒に考え、行動したいです。また、こどもエコクラブとして報告するとウェブサイトに掲載されることがみんなの励みになっています!
浜松グリーンウェーブ株式会社さん、ありがとうございました★
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「リアルヴォイス」では、以下のようなクラブやメンバーたちをとりあげて紹介していきます。
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