2022.01.10 掲載
今回は北九州市で活動する「ガールスカウトF9クラブ」さんの登場です。こどもエコクラブが提供する教材・プログラムや情報を活用し、ガールスカウト活動を充実させています。登録して10年以上、立派なスカウトとして巣立っていった先輩たちの背中を追いかけて、活動を引き継ぐ後輩たちががんばっています。
クラブのSDGsアクション
それでは早速、インタビューしてみましょう!
ガールスカウトは「自己開発・自然とともに・人との交わり」を主軸に活動していますが、その活動を充実させるためにこどもエコクラブの情報が役立つと思ったことがきっかけです。こどもエコクラブから紹介される環境イベントはスタッフの方々のご指導はもちろん安全面にも十分配慮されて計画されているので安心して参加しています。参加した子どもたちはたくさんの気づきや学びを体得し、体験したことを壁新聞に記録して「全国エコ活コンクール」に応募しています。また応募した作品は後日返却してもらい、地域のイベント(子ども祭り、北九州エコライフステージなど)でガールスカウトを紹介するコーナーに掲示して活用しています。
「おにぎりアクション※1」に参加。今日のお弁当はみんなおにぎりです!! |
現在のメンバーは5人。学校も学年も、興味や関心があることも様々ですが、活動するときのチームワークは抜群です(^_^)
イック(小3)・・背泳ぎのワッペンがゲットできました。次の目標は平泳ぎのワッペンです。 ミー (小3)・・25メートルを泳ぎ切ることが目標です。 ルーマ(小3)・・毎日欠かさず剣道の素振りを100回しています。 ユウ (小5)・・ミシンでTシャツとスカートを作りました。 ノンノ(小6)・・チアダンスの講演会(年1回)にチームメンバーと出演しました。 |
今年の10月に、こどもエコクラブのウェブサイトで『 「RePLAMO」ごみ拾い』 のイベント情報を見て、メンバーの2家族が参加しました。自分で拾った海のプラスチックごみが、ウミガメのプラモデルに生まれ変わるというアップサイクルプロジェクトです。数年前ウミガメがビニール袋を食べたことが原因で死んでいた、というニュースが話題になり、クラブでは折に触れ海岸清掃活動に参加してきました。8月にはマイクロプラスチック映画鑑賞もしていたので、このイベントは子どもたちが次のステップに進む良いきっかけになりました。
当日参加したメンバーの声:漁師さんたちとも協力をしてたくさんのごみを拾いました。ごみの多さにびっくりしました。外国製のごみ(中国、韓国)、発泡スチロールの大きなかたまり、ペットボトル、ビーチサンダル、マイクロプラスチックなど。自分たちが拾うことでごみが少しでも減れば良いと思います。
全国エコ活コンクールに参加して壁新聞を作ることにより、活動の「ふりかえり」をして記録に残すことの重要性を実感しました。正解のない世界で、自分で考えて未来を切りひらき、多様な価値観を持つ仲間と共に行動する力を育むというガールスカウト活動の目標が、具体的なアクションを通して達成できるので、環境イベントに参加することをみんなとても楽しみにしています。
子どもたちを担当している部門のリーダーを通して、イベントの情報とサポーターからの意向を伝え検討してもらっています。リーダーは、こどもエコクラブで企画されているような大掛かりな環境プログラムは作れないので、大変助かっています。これからもできる限りたくさんのイベントに参加したいと思います。
こどもエコクラブの体験を通して子どもたちの「生きる力」を育むという目標はまさにガールスカウトと共通するもので、環境分野の情報、プログラムが満載です。環境イベントでご一緒できるといいですね。
「オリンピアバッジ※2」の取り組みとして、ゲームを通して車いすの取り扱い方や注意事項を学びました。
※1 NPO法人TABLE FOR TWO Internationalが実施する、アジア・アフリカの子どもたちに給食を届けるプロジェクト。おにぎりの写真1枚をSNSに投稿すると、給食5食分に相当する金額が協賛企業から寄付されます。
※2 ガールスカウトでは、活動を通じて知識や技術を身につけた証として様々なバッジを獲得することができます(バッジシステム)。「オリンピアバッジ」は東京2020大会に合わせて実施された、パラスポーツを含むスポーツの振興と平和への貢献を目的とするプログラムです。
「リアルヴォイス」では、以下のようなクラブやメンバーたちをとりあげて紹介していきます。
インタビューを受けてもいいよ☆というクラブのみなさん、
ぜひ全国事務局までメールをお送りください!