2021.09.10 掲載
今回は茨城県水戸市の「逆川こどもエコクラブ」の「かっち」君にインタビュー!
私は、中学一年生から高校三年生まで活動していました。現在もユースとして、そしてサポーターとしても活動をしています!クラブではこどもたちの先生役をしています。監督者として、主に川に入った際に奥に行き過ぎないでとか、はしゃぎ過ぎないでとかそういった注意は行っております。(うちのクラブ、とても元気がいいので笑)
催し物を行った際にサポーターとして注意事項を話したりもしています。
特に印象に残っている活動はホタル再生プロジェクトの中で、切った木を運んで沼地に並べる作業です。木は思っていた以上に重くて大変でしたが、やりがいがあったのを覚えています。この作業は半年ほどかかった記憶があります。
荒れ果てていた森をホタルが住める環境にするために、ある程度日光が当たるようにサポーターが木を伐採して、メンバーでその木を沼地に運びました。
切った木は沼地を保護する役割と、水を含んだ地面に木を置くことで歩きやすくする役割があります。
この「ホタル再生プロジェクト」はホタルを再生させるためにおよそ10haの耕作放棄地を地域のみんなで再生しようというもので、2015年から継続して行っています。
その結果、現在ではホタル観賞会も行えるようになりました!
環境のことについて学んでいます。具体的にいうと、保全生態学とか環境マネジメントです。保全生態学は、簡単にいうと人間が自然と上手に共生できるような社会にするための勉強で、環境マネジメントでは環境保全に関する取組みが計画通りに進むようにするにはどうするのかを考える勉強をしています。
もともと自然が好きでこどもエコクラブに入り、もっと勉強したいと思って、この進路を選びました!
また、地球温暖化防止活動推進員の資格や脱炭素チャレンジカップのアンバサダーなども務めています。
逆川こどもエコクラブに所属していた時から、※世界湖沼会議では日本代表として様々な国の学生たちとディスカッションや口頭発表をしました。いろいろな所で発表してきた「慣れ」というものは今現在もいかせていると思います。
今、地球温暖化や都市化などで生き物がいなくなってきており、それと同時に自然も少なくなってきています。こどもエコクラブのみんなは子どもの時から自然や生き物に触れることができて、とても貴重な経験になっていると思います。
この貴重な経験を楽しみながら今後もいろんな活動をしていきましょう!
私もクラブの仲間と生き物調査やホタルの生息地の整備を行っていきます。
※世界湖沼会議とは
1984年に滋賀県の提唱により開かれた「世界湖沼環境会議」の後身として、世界各地で2年に一度、開催されています。以来、同会議は研究者・行政担当官・NGOや市民等が一堂に集まり、世界の湖沼及び湖沼流域で起こっている多種多様な環境問題やそれらの解決に向けた取り組みについての議論や意見交換の場となっています。2018年は茨城県で開催されました。
◆かっちも活躍!逆川こどもエコクラブのクラブページで最新のクラブ活動を見てみよう!
http://www.j-ecoclub.jp/ecoreport/profile.php?id=277
◆All Japan Youth Eco-clubでは随時、仲間を募集中!
http://www.j-ecoclub.jp/topics/youth/201507171000.html
「リアルヴォイス」では、以下のようなクラブやメンバーたちをとりあげて紹介していきます。
インタビューを受けてもいいよ☆というクラブのみなさん、
ぜひ全国事務局までメールをお送りください!