2018.07.10 掲載
こどもエコクラブに関わるサポーター・コーディネーターさんたちが、こどもエコクラブのサポートやコーディネートを通じ、どんな活動プログラムを行っているのか、またどんなことを感じているのかそのリアルな声をご紹介します♪
他のサポーターさんやコーディネーターさんのご意見は、クラブをサポートする側にとって大変興味深いものかと思います。このコーナーがクラブに関わる多くのみなさんにとって取り組みのヒント・今後の活動の充実のための参考となって、どんどんクラブが元気になりますように★われらは、トム・ソーヤ! 大自然の中のアウトドアは最高だ★\(^▽^)/★
活 動 ク ラ ブ ボーイスカウト札幌第12団(ボーイスカウトのクラブ)
活 動 分 野 ごみ・リサイクル/生活・省エネ/自然・生物多様性
わたしたちは、地球とそこに宿る自然をいつも身近に感じて活動しています。今はモノや情報があふれ便利すぎる世の中ですが、ボーイスカウトでは活動を通して「質素」を重んじ、「モノを大切にする心」、「人や自然に対する思いやりの心」を育んでいます。
内容(プログラム)について
1年の活動の集大成として、団キャンプを行っています。
私たちは「そなえよ つねに」をモットーに日頃から活動しており、このキャンプを目標に、いつ何時いかなることが起こっても善処できるよう、日々の活動の中で心技体の準備をしています。
活 動 時 期
屋外でも寒くない7月~8月。夏休み期間はみんなの予定が調整しやすいと思います。
自然の中のプログラムを楽しむなら、できれば2泊3日。
活 動 場 所
キャンプ経験がない場合は、キャンプ場など整備された場所からチャレンジするとスムーズです。まずは野外キャンプを体験するところからはじめてみましょう。
慣れている場合は、ちょっとレベルが高いかもしれませんができればあまり整備されていない里山などがおすすめです。本当の自然はどうなっているか、またその中で自分たちがどのように動けるか、どう動くかを自ら考えることができます。
当日までの準備
まずキャンプの場所を決めます。参加する人数に応じて適した広さやトイレなどの水回り設備はどうなっているか等を考慮して決めましょう。
キャンプする場所の下見や当日のプログラムの企画、必要なものの買い出しなど、大体2ヶ月くらい前から準備をスタートすると良いです。いざという時のために、救急病院なども調べておきましょう。
メンバーは事前にテント設営などの練習や安全学習をしておきます。
参加メンバー数にもよりますが、現地では力仕事や調理サポートなどの作業があるので複数名のサポーターが必要です。野外プログラムを行う場合はさらに人数がいるとよいでしょう。
(昨年度実施した時は、運転5 力仕事5 調理5 プログラム5 のマンパワー配分でした)
準備するもの
メンバー: 寝袋などを含むお泊まりセット、アウトドア用具、雨具、水に濡れても大丈夫な靴(長靴など)
サポーター:テント、食料品、救急セット、調理用品、アウトドア用具など
※服装は、みんな帽子・長袖・長ズボン
新聞紙があると便利です(湿気よけになるし、就寝時の靴置場にもできます。また後述のハンゴウのクレンザーをふき取るのにも使えます)
当日の活動の流れ
①テントをたてる場所を整備して、テントをたてる。
みんなで手をつないで、足踏みなどをすると地面が平らになってテントがたてやすくなります。
地面が平らになったら、年長のメンバーがリーダーとなってテントをたてましょう。年齢の小さいメンバーがケガをしないよう、フォローしてあげてください。
②火をおこして、野外料理にチャレンジ
料理をするために火をおこします。
バーナーなどの道具や、かまどなどの施設が整っていればすぐ火がつきますが、私たちは「舞錐(まいぎり)式火おこし」に挑戦しました。その場合は、火おこし機が乾燥していないとなかなか火がおきないので、要注意!
メニューは子どもでも気軽にチャレンジできるカレーがおすすめです。みんなで野菜を切ったりハンゴウで炊飯するととても楽しいですよ。
③自然ならではのプログラムを満喫!
日中は登山や川下り、夜はナイトハイクやキャンプファイヤーなど、自然を満喫するプログラムを企画して実施します。大自然を前にするとみんなワクワクしちゃいますよ♪
上級者向けには、木の枝や段ボールを使ったハウス作り、竹などを使った立ちかまど作りもオススメです。様々な活動を通して、物にはそれぞれに理由があることを知ることができます。たとえば立ちかまどは直火を避けられるので大地にやさしく、雨が降って来たりしても鍋ごと移動することができます。
プログラムを体験したメンバーの様子
ともかくみんなハイテンションです(笑)
テントをたてる、ご飯を作るなど一つひとつの課題をクリアしていくことによって、半端ない達成感を得ています。どの子も充実した笑顔でいっぱいになります。
夜の暗さを体感したり、風のそよぎ、葉がこすれる音などを聞いたりして、自分と自然が一体になった気持ちが味わえます。
クラブからのメッセージ!
楽しく活動するのが1番◎
ケガをすると楽しくないので自分自身が気をつけるのはもちろん、仲間同士で目と気を配ることを大切にして活動しましょう!
✿ボーイスカウト札幌第12団はキャンプの達人!✿
ボーイスカウトとして日頃からアウトドアで様々な活動をしているボーイスカウト札幌第12団さん。
ナイトハイクだけでなく、ツリークライミングや里山探検、森の手入れのお手伝いなどにもチャレンジしています。活動レポートをチェックして、プログラムを参考にしてみましょう^^
●エコクッキング ~キャンプ場編~
●里山でキャンプだ! ~テントを建てるぞ~
●里山でキャンプだ ~里山探検&手入れのお手伝い~
●里山でキャンプだ ~樹を使って遊んでみよう~
✿ここまでのレベルのキャンプはちょっと・・・というクラブの方は!✿
デイキャンプやキャンプ場のプログラム参加、地域の自然の家を利用するなど、もっと気軽にキャンプをしている全国からの活動レポートもご紹介します^^ こちらもぜひチェック♪
●キャンプを楽しもう♪
緑ヶ丘子どもエコクラブ(北海道北見市)
●デイキャンプ&BBQ体験
だいやエコクラブ(長崎県佐世保市)
●夜の自然観察会
エコまめクラブ(福岡県筑紫野市)
●「宿泊探偵」 大津こども環境探偵団(滋賀県大津市)
●エコクラブキャンプ 1日目、2日目 西京極児童館自然探検隊2004(京都府京都市)
「リアルヴォイス」では、幼児から取り組める簡単なプログラムから、学校や地域全体で取り組めるプログラムをご紹介いただけるサポーター&コーディネーターを大募集しています!また「こんなプログラムを紹介してほしいな」というリクエストも同時に受付けています♪
タイトルを「リアルヴォイス」とし、ぜひ全国事務局までメールをお寄せください。
プログラムをご紹介いただいた方は、こどもエコクラブ粗品を差し上げます。
皆様からのたくさんの声(ヴォイス)を、お待ちしています!