2017.03.09 掲載
こどもエコクラブに関わるサポーター・コーディネーターさんたちが、こどもエコクラブのサポートやコーディネートを通じ、どんな活動プログラムを行っているのか、またどんなことを感じているのかそのリアルな声をご紹介します♪
他のサポーターさんやコーディネーターさんのご意見は、クラブをサポートする側にとって大変興味深いものかと思います。このコーナーがクラブに関わる多くのみなさんにとって取り組みのヒント・今後の活動の充実のための参考となって、どんどんクラブが元気になりますように★活動クラブ:西加瀬子ども文化センターこどもエコクラブ (児童館・公民館)
活動分野:ごみ・リサイクル
西加瀬子ども文化センターこどもエコクラブは、神奈川県川崎市にある児童館「西加瀬子ども文化センター」がメンバーを募集し、年間を通じて活動を行っているクラブです。結成3年目になる今年は、市内の1年生から6年生まで、計20名が登録して活動しました。今回は、2月に取り組んだ「エコカルタづくり」をご紹介します。
活動内容(プログラム)のきっかけについて
☆きっかけは、2月のこどもエコクラブの活動で、4月~12月の活動の振り返りを行いたいと思ったのがきっかけです。ただ振り返るだけだと、あまり楽しい活動にならないと思い、センターにたくさんあった牛乳パックを使い、クラブの活動を振り返るカルタを作ろうということになりました。
活動内容(プログラム)について
☆まず、牛乳パックを四角いカードになるようにカットして、50枚×2=100枚のカードをつくりました。次に「あ」~「ん」までのひらがなについて、一文字ずつ読み札の文章を考えました。さらに、読み札の文章に合わせた絵札の絵を描きました。
活動時期 いつでも実施可能(おすすめはふりかえりができる1~3月)
活動場所 学習室(テーブルといすのある室内)
活動内容(プログラム)の流れ
① あらかじめ、牛乳パックを集めて、きれいに洗って、乾かしておきます。
② 牛乳パックを四角いカードになるようにカットして、100枚のカード(読み札と絵札用)をつくります。
③ 次に、ホワイトボードにあらかじめ「あ」~「ん」までのひらがなを全て書いて、「あ」~「ん」までのひらがな一文字ごとに、みんなで読み札の文章を考えます。
「みどりをまもろう~」など、思い浮かべやすい読み札の文章の文字から、子どもたちがどんどん読み札を作成していき、それを大人がメモしていきます。どうしても読み札の文章が浮かばない文字については、文章の語順を変えたりして、大人が全部の文字が埋まるようにサポートしていきます。特に、あらかじめ、だれがどの文字を担当するなどは決める必要はありません。約50文字のひらがなを前半と後半にわけることで、グループ別の活動にすることもできます。
子どもたちは、この1年間に行った活動を思い出しながら、読み札を考えました。50枚も読み札があるので、なかなか文章が浮かばないところもありましたが、今年の活動を思い出しながら「次はこんな植物を育てたいな~」「これからもエコクラブを続けたいな~」と呟いている姿がみられました。
④ 読み札の文章に合わせた絵札の絵を描きます
いよいよ絵札をつくります。まず、好きな読み札を1人2枚程度選んでもらって、その読み札にあった絵を描いていきます。メンバーによって絵を描くスピードも違うので、描き終わったメンバーには続けてまだ描かれていない絵札を渡してどんどん作成していきます。絵が完成したかどうかを決めるのはメンバーに任せます。
なお、文章をつくったメンバーがだれかわかるようにメモしておけば、「読み札」と「絵札」をセットで描いてもらうこともできます。
⑤ カルタ会を実施します
作成したエコカルタでさっそくカルタ会を実施すると、メンバーは大喜びです。今回は、完成したカルタで早く遊びたいといった様子でしたが、時間がなかったため、次回の活動になってしまいました。
<1年間の活動を振り返りながら、読み札を考える>
<牛乳パックに絵を描く>
準備するもの
メンバー(子ども):汚れてもよい服装
サポーター(大人):牛乳パック・はさみ、油性ペン
取り組む時のアドバイス
・牛乳パックに絵を描くので、油性ペンをたくさん用意しておくといいです。
・活動時間を長く確保しておいた方が、カルタする時間も確保できてよいです。
・50枚も読み札を考えるのが大変です。
こどもエコクラブの活動を振り返りながら50枚も読み札を考えるのは、小学生にはとても難しいです。大人の力がどうしても必要になります。読み札の文章が思いつかない場合は、すでに完成した読み札の文章の一部を変えるなど、大人がサポートします。また、大人が子どもの進行にあわせてメモしてあげると作業がはかどります。また、クラブの活動を振り返られるような資料があると子どもたちは考えやすくなると思います。
他のクラブへのメッセージ
エコカルタ作りは、こどもエコクラブの活動を楽しく振り返ることができます。また、来年度の活動へつなげるきっかけにもなります。私たちのクラブは今後、緑を増やす活動以外にもエコにつながる活動をみつけ、子どもたちと活動していきたいと思います。自然が豊かな地域ではないので、自然を感じられる取組みをやってみたいと思っています。
参考)西加瀬こども文化センターこどもエコクラブ(神奈川県川崎市)
http://www.j-ecoclub.jp/ecoreport/detail.php?id=5366
こどもエコクラブ 「エコかるた」活動レポート情報☆
かるたづくりの活動レポートを他のクラブからもいただいてます!せひ参考にしてみよう♪
◆エコかるたをつくりました 神田っ子エコアクションクラブ(愛知県大府市)
http://www.j-ecoclub.jp/ecoreport/detail.php?id=5058
◆『エコかるた』を作ろう! エコエコ楽しみ隊(東京都豊島区)
http://www.j-ecoclub.jp/ecoreport/detail.php?id=6402
◆福岡県こどもエコクラブ交流会 エコまめクラブ(福岡県筑紫野市)
http://www.j-ecoclub.jp/ecoreport/detail.php?id=1990
◆エコかるたの実施 西京極児童館自然探検隊2004(京都府京都市)
http://www.j-ecoclub.jp/ecoreport/detail.php?id=1318
「リアルヴォイス」では、幼児から取り組める簡単なプログラムから、学校や地域全体で取り組めるプログラムをご紹介いただけるサポーター&コーディネーターを大募集しています!また「こんなプログラムを紹介してほしいな」というリクエストも同時に受付けています♪
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