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第23回:♪エコスマイル・虎谷 めぐみさん

2013.08.30 掲載

こどもエコクラブに関わるサポーター・コーディネーターさんたちが、こどもエコクラブのサポートやコーディネートを通じ、どんな活動プログラムを行っているのか、またどんなことを感じているのかそのリアルな声をご紹介します♪

他のサポーターさんやコーディネーターさんのご意見は、クラブをサポートする側にとって大変興味深いものかと思います。このコーナーがクラブに関わる多くのみなさんにとって取り組みのヒント・今後の活動の充実のための参考となって、どんどんクラブが元気になりますように★

虎谷 めぐみ(とらたに めぐみ)さん(JECサポーター歴3年)

活動のモットーは「エコスマイル」の命名のとおり、「笑って楽しくエコ活動すること」。
「エコ活動は1人より沢山の人で行っていければ、もっと未来が変わるはず!」と活動しています。

-サポーターProfile-

■クラブ名:エコスマイル(兵庫県)

■クラブカテゴリ:その他/メンバー53名・サポーター36
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下の子と一緒に、マイエコバッグ作り】 【エコスマイルのイメージキャラクター
インタビュー.bmp
エコスマイルさんは、幼稚園児から小学生低学年が中心の結成4年目のクラブ。一人目のお子さんが3歳の時にクラブの活動を始め、その後同じクラスのお友達や近所の親しい家族との交流を重ねながら、その活動の輪がどんどん広がっています。そんなエコスマイルさんの活動を力強くバックアップ&サポートされている虎谷めぐみさんにお話を伺いました。

 

クラブの活動を始めたきっかけを教えてください。

2008年に兵庫県が主催する「まちの寺子屋師範塾」の「子どもと環境の未来を考える」という講座 )を大学で受講したのが最初のきっかけです。その当時上の子が1歳半で、食育に関心があり選択したのですが、自然環境の破壊を知りとても衝撃を受けました。将来子どもたちが大きくなった時、この地球上で人間や生物が暮らしていけるのだろうか?と、とても不安になったのを今でも覚えています。

また同年から「伊丹市社会教育委員」や「伊丹市図書館協議会委員」など、社会教育分野の行政の委員を継続して行ってきました。その中で地域貢献やボランティア活動をしている方々と知り合いになり、「いつか私も子育てが一段落したら社会貢献できれば」という心が芽生えてきたのです。また、WEBサイト上において子連れでライターをしていた時期があり、その取材で先輩ママさんからアドバイスや過去の体験談を聞かせていただきました。「子育て中でもなんだってできる!」と、この取材でとても勇気づけられました。

ちょうどその時、伊丹市のホームページで「こどもエコクラブ」の存在を知り、「子どもが3歳になったら伊丹市内でこどもエコクラブを立ち上げたい」とそう思いました。

元々私自身、出産前まで人事や教育分野の仕事を長年していたので、講座やイベントを企画したり、人に教えることが大好きでした。それで、こどもエコクラブという存在にとても魅力を感じました。

しかし、そう思っていた矢先、第二子を妊娠&出産したので、しばらく活動は自粛していました。ですが、1人目の子どもと一緒にエコ活動がしたいと一層思い、伊丹市内を調べましたが乳幼児を連れての活動は非常に難しいという現状に気付きました。(どのイベントも乳幼児では参加できませんでした)「どうして?乳幼児と一緒に親子で楽しくエコ活動できないのだろうか?」という疑問が残りました。そこで、下の子が生後2カ月でしたが「それなら自分でエコクラブを立ち上げよう」と決意し、周りのママ友達に声をかけて「エコスマイル」を立ち上げました。

エコスマイルさんは、メンバーが「楽しかった!」「またやってみたい!」と思うような活動を数多く実施されていますが、活動中のメンバーやサポーターさんの様子を教えてください。また、活動が成功する秘訣を教えてください。

いつも私はエコスマイルの活動の写真を撮るのですが、参加者が笑って楽しんでいる姿が撮れて、とても嬉しく感じています。「参加できてよかった~ありがとう」と参加者に言ってもらえるのですが、こうして楽しく継続できているのもメンバーやサポーターさんのお陰なのと、毎回楽しく活動できることに、逆に私が感謝しています。

活動が成功する秘訣・・・は特にないのですが、参加されるメンバーやサポーターさんが怪我のないよう安全に活動できるように配慮しています。エコスマイルでは兄弟参加も大歓迎で、乳児のお子さんの同伴もOKにしています。なので、小さい子どもたちが参加する時には、特に活動場所など安全であるように気をつけています。

エコスマイルさんall.jpg

【エコスマイルさんのクラブ紹介ページのお写真】

活動を実施するにあたり、これまでどのように活動内容を決めてきたのかをお聞かせください。

 活動内容は一緒にクラブのサポートをしているサポーターさん2人と相談しながら、私が立案しています。
毎年1月に年間の活動内容を決めますが、季節に応じて臨機応変に変更したり、また、エコスマイルの別のサポーターさんからのリクエストやメンバーから「こんなのがしたい!」という声も聞きながら、活動内容を決めていくこともあります。また、リクエストがあれば翌年も同じ内容をしていますが、できる限りオリジナルな新しい内容に積極的に取り組んでいます。

エコスマイルは伊丹市環境保全課や伊丹市子育て支援課、伊丹市子育て支援センター、伊丹市消費生活センター、ひょうごエコプラザ、伊丹市市民まちづくりプラザなどにご協力いただき、また兵庫県阪神北県民局の「まちのこそだてひろば」にも登録することで講師の派遣もしていただいています。「できる限り、参加者にお金の負担がかからない活動がしたい」と思っているので、常にアンテナをはり巡らせて情報収集をしています。伊丹市子育て支援課からは活動補助金を一部いただいています。行政や地域の団体など、エコスマイルは多くの方々に支えていただいていて本当に感謝しています。

例えば、伊丹市交通局や伊丹市に本社があるスーパーと連携したり、チャンスがあれば「エコスマイルです!」と積極的に声をかけて行政や地域の企業との結びつきができるように心掛けています。他には、以前壁新聞が兵庫県代表の一つに選ばれ伊丹市広報に掲載していただいた関係で、エコ活動されている他の地域の方ともお知り合いになり、現在一緒にエコ活動をすることもあります。少しずつ地域の皆さんがエコでつながっていくことが何よりも幸せに思います。

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【スーパーにて親子食育体験学習&売り場でお買い物ゲーム】

 エコスマイルさんは地域のみなさんを巻き込むような多彩な活動を続けていらっしゃいますが、活動を継続することで近所のお友達や地域への影響についてどのようにお感じになっていますか?活動が広がっていく秘訣や、周囲によびかけて活動がうまくいった例、メンバーやサポーターが増えていく理由を教えてください。

私は、エコスマイルを始めた時に、エコスマイルの活動を紹介するブログ「とらちゃんのエコ講座」http://ameblo.jp/ecosmile25/を立ち上げ、継続的にエコスマイルの活動や私自身のエコ活動について紹介しています。とらちゃんは私の愛称です!

「エコ活動は1人より沢山の人で行っていければ、もっと未来が変わるはず」と思っているので、エコスマイルの活動を紹介することで「楽しいエコ活動」についてもっと多くの方に知っていただき、子どもと一緒に楽しくエコ活動ができる方法を積極的に広報しています。実際「とらちゃんのブログを見たよ~」という声をいただいたり、エコスマイルのブログを見て活動に初参加してくれた方もいて、とても嬉しく思っています。「こういうのもエコだったのね」「こんな楽しいエコなら私もできるわ~」と言ってもらい、エコスマイルの活動が色んな方々のエコへのきっかけになっていて「エコスマイルを始めてよかった」と感じています。

活動が広がっている秘訣ですが、ブログで実際の楽しいエコ活動を知ってもらっている他にエコスマイルは伊丹市サークルネットワークに所属していて、市内の子育てサークルの団体とも交流をしています。そこで、クラブの活動をアピールする機会をいただいたり、チラシを配布させていただいたりしているのも活動が広がった秘訣だと思っています。

活動の中で、心に残っているエピソードなどを、具体的にお聞かせ下さい。

どの活動も心に残っていますが、サポーター(大人)が感じる感想とメンバー(子ども)が感じる感想が違っていて、特に自然観察や野外活動などに出掛けた時に、それを強く感じます。それは、子どもたちは、大人が思う以上に自然と向き合って、自然から色々なことを教わっているからなのかな?と考えています。大人がどうこう教える前に、子どもたち自身、いろんなことを吸収して、草や花や生きものたちと会話しているのだと思うのです。ですので、乳幼児の頃からでも子どもたちはエコ活動できるのではないか・・・とエコスマイルの活動を通じて、一層強く思うようになりました。

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【交流会で壁新聞を展示、エコスマイルの活動をアピール】 【自然の藍をつかった藍染体験 】



エコスマイル6.jpg 【エコ料理~牛乳パックでおからのパウンドケーキ】

今後もサポーターとして活動を継続されますか?継続される場合は、その理由をお聞かせください。サポーターとしての最終的な目標のイメージを教えてください。 

できる限り、活動は継続していきたいと思っています。「エコスマイルの活動が楽しい」って言ってくれるサポーターさんとメンバーさんがいる限り、継続していきたいですね。メンバーの子どもたちも段々年齢が上がってくるので、将来的には子どもたちだけで活動内容を立案していけるようになればと願っています。そのためにサポーターとしても、安全で楽しいエコ活動ができるように、陰ながら見守っていきたいと思っています。
また、個人的に通信販売会社のエコ商品について商品企画アドバイザーもしていて、可愛い&楽しいエコ商品を開発したり、エコカタログの制作に協力したりしています。エコスマイルと共に、エコに関係する仕事も継続して、これからもエコに関わっていきたい・・・というのが私自身の目標です。

こどもエコクラブを行う上で、メンバーやサポーターに対する活動のモットーや活動を行う際の基本的な約束や考え方があればお聞かせ下さい。

エコスマイルの命名らしく「笑って楽しくエコ活動」するのが活動のモットーです。

メンバーだけでなく、サポーターさん(親御さん)たちも楽しく活動できるか?を重視しています。大人が楽しくしていると、子どもたちも「エコ活動って楽しいな~」と感じてくれると思うからです。エコ活動を続けていくには、やっぱり楽しいって思ってもらうことが大事だと思っています。楽しくなくては続きませんから(笑)エコスマイルの活動だけでなく、自宅でも学校でも、毎日の生活の中で自然とエコ活動に取組んでほしいと願っています。

こどもエコクラブの魅力は、どういうところだとお考えですか。

こどもエコクラブに登録して、一番ビックリしたのが全国にこんなに多くのエコ仲間がいることを知ったことです。そして、実に多彩なエコ活動が行われていることをホームページ等で拝見して「この活動、どうやってやったのかしら」「どうしたら、このアイデアが浮かぶのかしら」と大変勉強になってます。こどもエコクラブの魅力は、やはりエコ仲間の架け橋となって全国のエコ仲間を繋げていただいているところにあると思います。

 いつか、全国フェスティバルに出場するのが夢なので、出場して全国のエコ仲間と交流し、エコの輪が一層広がればいいな~とエコスマイル一同願っています。これからもご支援のほどよろしくお願い致します。

みんなもチャレンジしてみよう!

「リアルヴォイス」では、幼児から取り組める簡単なプログラムから、学校や地域全体で取り組めるプログラムをご紹介いただけるサポーター&コーディネーターを大募集しています!また「こんなプログラムを紹介してほしいな」というリクエストも同時に受付けています♪

タイトルを「リアルヴォイス」とし、ぜひ全国事務局までメールをお寄せください。
プログラムをご紹介いただいた方は、こどもエコクラブ粗品を差し上げます。
皆様からのたくさんの声(ヴォイス)を、お待ちしています!

こどもエコクラブ全国事務局