2013.07.23 掲載
こどもエコクラブに関わるサポーター・コーディネーターさんたちが、こどもエコクラブのサポートやコーディネートを通じ、どんな活動プログラムを行っているのか、またどんなことを感じているのかそのリアルな声をご紹介します♪
他のサポーターさんやコーディネーターさんのご意見は、クラブをサポートする側にとって大変興味深いものかと思います。このコーナーがクラブに関わる多くのみなさんにとって取り組みのヒント・今後の活動の充実のための参考となって、どんどんクラブが元気になりますように★黒見 恵子(くろみ けいこ)さん (JECコーディネーター歴2年)
エコは、まずやってみるのが大切だと思います。
-コーディネーターProfile-
■都道府県:鳥取県生活環境部 環境立県推進課
鳥取県は、毎年こどもエコクラブ交流会を開催されたり、登録クラブへの活動支援補助金を設けていたり、さまざまな形でクラブをサポートされています。
また、国の天然記念物の「鳥取砂丘」や中国地方最高峰で日本百名山の一つの「大山」など豊かな自然に囲まれた県です。他にも、境港市の「ゲゲゲの鬼太郎」のキャラクター等の妖怪ブロンズ像が並ぶ水木しげるロードや、某携帯電話会社のテレビコマーシャルでも取り上げられた「日本のハワイ(はわい温泉)」も有名です。今回は、環境を重視した地域づくり「環境立県」を掲げている鳥取県のコーディネーターの黒見さんにお話をうかがいました。
【鳥取県の環境政策のマスコットキャラクター
【こどもたちと一緒に歌う「エコトリピー」】
「エコトリピー」と鳥取砂丘】
鳥取県では、毎年こどもエコクラブ交流会を開催しています。平成24年度は、県内のさまざまな団体が参加するエコイベント「みんなのエコフェスタinとっとり」内で交流会を開催しました。ステージでは、こどもエコクラブのみなさんが活動発表したり、「ジオパーク海の生きものクイズ」に挑戦したりして交流しました。会場には、子どもたちが作成した壁新聞やリサイクルベンチなどを展示し、参加者から「他のクラブの活動を知ることができて、活動の参考になった」との声をいただきました。
『ちびっ子エコスタート』は、幼稚園・保育所を対象に出前教室を行い、継続して『エコ育』に取り組んでいただく事業です。こどもエコクラブの取組と併せて、幼児に対する鳥取県の環境教育の取組の柱としています。
(交流会等の詳細はこちら >>> http://www.pref.tottori.lg.jp/dd.aspx?menuid=82801 )
(ちびっ子エコスタートの詳細はこちら >>> http://www.pref.tottori.lg.jp/177137.htm )
【こどもエコクラブ交流会の様子】
メンバー、サポーター1人当たり700円を乗じた額を上限として、市町村がこどもエコクラブへ補助する額の1/2を県が助成し、こどもエコクラブの活動を支援する制度です。
各クラブは、清掃活動、自然観察、水質調査、新聞づくり、エコ工作、エコクッキング等様々な活動に有効活用されています。
平成24年度末時点で、75クラブの登録があり、現在、登録継続の手続きと新規クラブの呼びかけを行っています。
こどもエコクラブの活動内容は幅広く、公園清掃、施設見学、堆肥菜園作り、湖沼の水質調査などそれぞれのクラブで地域の特色を活かして活動されています。保育所のクラブでは、いつも遊んでいる公園のゴミ拾いをしたりして、かわいい園児の姿にあたたかい気持ちになります。中学校のクラブでは、地域にある池、海等の水質調査をして科学的に分析するなど大人顔負けの活動にびっくりすることもあります。
こどもエコクラブ単独の活動だけでなく、地域の環境保全活動に積極的に参加し、地域の方と共に活動を広げているクラブもあり、このような活動の情報を他のクラブにもお知らせしていきたいと思っています。
交流会で、恥ずかしがりながらも一生懸命に活動発表するメンバーを見て、「エコについて興味のある活動を計画して、実際にやってみて、結果をまとめて感じたこと・考えたことを人に伝える」ということは、メンバーにとってかけがえのない大切な経験だと思いました。私も、エコはまずやってみることが大切だと改めて思いました。
鳥取県では、全19市町村にクラブの設置を目指しておりますが、クラブの新規開拓がなかなか進んでおりませんでした。現在は、市町村の環境行政担当部署の協力を得て、小学校や幼稚園・保育所に登録の呼び掛けをして、少しずつ登録を増やしています。
私の場合、各クラブとの直接のやりとりがあまりなく、クラブのみなさんの実際の活動を知る機会が少ないため、交流会の場を大切にしています。また、クラブから活動発表会などのご連絡をいただいたら、なるべく参加するようにしています。
多くの方にこどもエコクラブのさまざまな活動を知っていただき、クラブの活動が継続するよう支援できればと思っています。
鳥取県では、平成25年度秋に国内最大規模のメガソーラー「ソフトバンク鳥取米子ソーラーパーク」が完成します。この他にも、豊かな自然や変化に富む地形を活かして、太陽光、風力、水力、バイオマスといった多様な再生可能エネルギーを生み出す施設が数多くあり、県内外のこどもエコクラブを対象に「ソフトバンク鳥取米子ソーラーパーク」を始めとする県内の多種多様なエネルギーへの理解を深めるためのモニターツアーの実施を平成25年秋頃に予定していますので、ぜひ御参加ください。(詳細が決まりましたら、クラブ宛に御案内させていただきます。)
「リアルヴォイス」では、幼児から取り組める簡単なプログラムから、学校や地域全体で取り組めるプログラムをご紹介いただけるサポーター&コーディネーターを大募集しています!また「こんなプログラムを紹介してほしいな」というリクエストも同時に受付けています♪
タイトルを「リアルヴォイス」とし、ぜひ全国事務局までメールをお寄せください。
プログラムをご紹介いただいた方は、こどもエコクラブ粗品を差し上げます。
皆様からのたくさんの声(ヴォイス)を、お待ちしています!