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第11回:☆札幌市環境プラザ・齋藤 聡子さん

2012.07.03 掲載

こどもエコクラブに関わるサポーター・コーディネーターさんたちが、こどもエコクラブのサポートやコーディネートを通じ、どんな活動プログラムを行っているのか、またどんなことを感じているのかそのリアルな声をご紹介します♪

他のサポーターさんやコーディネーターさんのご意見は、クラブをサポートする側にとって大変興味深いものかと思います。このコーナーがクラブに関わる多くのみなさんにとって取り組みのヒント・今後の活動の充実のための参考となって、どんどんクラブが元気になりますように★

齋藤 聡子さん(JECコーディネーター歴4年)

サポーターからの相談を積極的に受け、一緒に解決する道を考えるようにしています。そうすることで、コーディネーターとしてのスキルや勉強にもなると思っています。

■都道府県:札幌市 札幌市環境プラザ

札幌市は、クラブの交流会の主催のほか、積極的にサポーターの相談にのり、個々のクラブの活動を支援されています。また、交流会で実施する環境プログラムを、企業・団体の方と一緒に立案されているそうです。 札幌市と言えば「札幌時計台」や、「さっぽろ雪まつり」など観光で賑やかな雰囲気ですが、市内中心部から車で約40分の場所には定山渓温泉や豊平川があり、豊かな自然も楽しむことができる土地です。そんな札幌市でコーディネーターを務めている齋藤さんにお話をお伺いしました。

■コーディネーターとしてどのようなことをされていますか?オリジナルな活動等あればご紹介ください。

事務局である札幌市環境プラザでは、年に2・3回、交流会を開催し、札幌市内のクラブ同士の交流を図っています交流会では、各クラブの活動発表をするほか、環境教育プログラムを実施しております。昨年の交流会では気象予報士を講師にむかえ、雪をテーマにして、札幌の天気に関するクイズや、講師手作りの実験セットを使用した筋状の雲の再現実験を行いましたドライアイスの白煙で再現された筋状の雲をつくる実験は、子どもたちも興味津々でした。

札幌市①.jpg 札幌市②.jpg   札幌市③.jpg

 

■地域の企業や関係団体などと、どのように協力・連携をしていますか?

交流会では、講師として企業の方やNPOの方をお招きし、環境教育プログラムを実施しています。企業・団体の方とプログラム立案から一緒に考え、さまざまな環境教育プログラムの普及活動を行っています。

 

■コーディネーターとして、活動を充実させる秘訣などがあれば是非教えてください。

各クラブのサポーターからの相談を積極的に受け、一緒に解決する道を考えるようにしています。そうすることで、コーディネーターとしてのスキルアップや勉強にもなると思っています。たとえば「地域で環境活動ができる場所と機会がないか」という相談があった際には、児童会館に問い合わせたところ、活動場所を提供していただくことができました。また、NPOの環境教育活動の情報を集めて紹介しました。

■こどもエコクラブと接して感じることや、コーディネーターの役割を通して自身が変化したことはありますか?

 どのクラブもオリジナリティ溢れる活動を広げており、想像力豊かな“エコ活動”が、どんどん生まれていると感じています。新しい活動を作り出していくクラブのパワーに影響を受け、新しいサポートに私も挑戦しようという思いがコーディネーター業務を通して生まれました。たとえば、競争ゲームという形でごみ拾いを楽しんでいたり、火ばさみとごみ袋を持つことがこどもたちにとって一つのファッションにまでなっているという活動報告には、身近な活動が工夫次第でこんなに魅力的なものになるのだと感心しました。

 ■コーディネーターになって、苦労したこと、困ったことはありましたか?また、そのような時はどのように解決しましたか?

交流会のプログラム内容を企画するときは、いつも苦労しています。参加者は、環境についての知識・情報量がそれぞれ違いますし、また、環境問題解決への取り組みに対するモチベーションも違います。そういった状況の中で、楽しみながら子どもたち自身が気づくことのできるプログラムを考案することはとても難しいです。しかし、経験のある講師の方との打ち合わせや、各クラブの活動状況を確認することにより、参加者が満足できる交流会を実施することができていると思います。

■活動をはじめて間もないコーディネーターにぜひアドバイスをお願いします。

 コーディネーターを始めたころは、私自身、環境活動も環境問題もよく知りませんでした。

今思い返すと、もっと自分から各クラブのサポーターと積極的にコミュニケーションをとるようにすれば、コーディネーターとしての活動の幅も広がっていたのではないかと思います。これからは、もっと積極的に行動していきたいと思っています。コーディネーターのみなさん、一緒に頑張りましょう!

 ■今後の抱負や意気込みを教えてください。

 今後は、各クラブの活動現場に取材に行き、おたよりにするなどの形で、さまざまな情報を事務局として発信していけたらいいなと思っています。

みんなもチャレンジしてみよう!

「リアルヴォイス」では、幼児から取り組める簡単なプログラムから、学校や地域全体で取り組めるプログラムをご紹介いただけるサポーター&コーディネーターを大募集しています!また「こんなプログラムを紹介してほしいな」というリクエストも同時に受付けています♪

タイトルを「リアルヴォイス」とし、ぜひ全国事務局までメールをお寄せください。
プログラムをご紹介いただいた方は、こどもエコクラブ粗品を差し上げます。
皆様からのたくさんの声(ヴォイス)を、お待ちしています!

こどもエコクラブ全国事務局