イースターファーム (東京都)
スコットランドでは、5月初旬まで霜が降りる為(北海道よりも更に北の方に位置します)今年のじゃがいも植えは5月8日に行いました。コロナウイルスの影響で外出制限があり、園芸店も5月末まで閉まっていた為、いつもお店で買っていた肥料をどうやって手に入れようかと考えていました。スコットランドのおばあちゃんのアドバイスで今年は身近にある牛糞を使った肥料で自宅の有機野菜の土作りを実施することにしました。
目の前に広がる農場に、たまに農家の方が捨てに来る牛糞の山があります。そこへ、農作業用一輪車を押し、シャベルを担いで出かけました。まさか糞が畑の肥やしになるとは思ってもみなかったので、皆が半信半疑で土を掘り起こしていました。
3年前に農家の方が放置して行った牛糞の山を掘れば掘るほど、なんと何十匹、何百匹というミミズが出て来ることには参加者全員が驚きと喜びでいっぱいになりました。ミミズがいるというだけで良い土の太鼓判を押してもらったようなもの。ミミズたちもご一緒に、自宅の野菜畑へ運び、畑の土と混ぜながら土作りを体験する事が出来ました。全て農場に捨てられてあるものを再利用して野菜栽培に役立てる事が出来て感動しました。
5月8日植えたスコットランドのマリスパイパーという品種のじゃがいもは、天然肥料のおかげでゆっくり、すくすくと成長し続け、先週の土曜日に土起こし作業をしました。この地で1983年から有機野菜畑を作ってきたスコットランドのおばあちゃんも応援に駆け付けて来れました。(写真2枚目)
イースターファーム(東京都)
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