南三陸少年少女自然調査隊 (宮城県)
当初は部分日食の観察会を予定していましたが、悪天候のため活動を変更し、室内で日食の仕組みについてのお話を聞きました。その後は南三陸町の海で採れた海藻を使ったハーバリウム(標本)作り体験を体験しました。体験終了後、子ども達の希望により、バスで津の宮漁港に移動し、車内から越冬のため志津川湾に渡来したコクガンを観察しました。
・代表の隊員が太陽、月、地球の被り物をして、それぞれの天体の配置で動きながら、日食の仕組みについて教わりました。また、月が地球の周辺を回る理由や、太陽の光が地球に届くまでかかる時間等、宇宙に関する話を興味深そうに聞いていました。
・「志津川湾では何種類の海藻が確認されているでしょうか」というクイズに、すぐに「200種類」と回答した隊員がおり、以前の活動で教わった町の自然に関する知識が着実に身に付いている様子が見られました。
・どの色がきれいか、どの海藻を組み合わせるかと、それぞれ試行錯誤しながら楽しく海藻ハーバリウム作りを体験していました。
200種類以上の海藻が自生している南三陸町志津川湾は、国の天然記念物にして絶滅危惧種の水鳥「コクガン」の越冬地の1つです。黒い体に首元の白いネックレスのような模様が特徴的なコクガンは、11月から4月にかけて例年200羽~300羽程が飛来し、エサとなる海藻(アオサ類)や海草(アマモ類)をついばみながら湾内で冬を過ごします。これは、数百羽のコクガンの越冬を支えられるほど、南三陸町の海が豊かである事の証拠と言えます。
南三陸少年少女自然調査隊(宮城県)
南三陸少年少女自然調査隊(宮城県)
南三陸少年少女自然調査隊(宮城県)
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