活動レポート

活動レポート

大和川の水質調査

大阪市立新北島中学校科学技術部 (大阪府)

活動日:

2018年04月21日

実施場所:

大和川河口の河原

参加メンバー&サポーター数:

6人

活動の分野:

  • 水

SDGs:

活動内容

 (定点での)大和川の水質の調査をしました。今回は岸の水と沖合(川の流心 岸から40m)の水を比べました。今回から塩分濃度を(電気伝導で測る機械だけでなく)光の屈折を使った機械でも測定し始めました。(3年部長M.M)
 (今回は秘密道具での調査を正式に行うため、今までの観測地点から250m上流の場所に変更して調査をおこなった。部員と相談して今年度からは新しい場所で測定することにした。)

(1枚目の写真は岸での採水の様子、2枚目は流心での採水の様子です。)

参加者のようす

 真面目に活動に取り組んでいました。少し(指導員の)話を聞いていない場面もありました。(3年部長M.M)
 新しい器機を使っての調査だったので、みんな楽しそうに活動していた。(3年副部長N.K)
 人が少なかったですがみんなきちんとやり、思ったより早く終わりました。(3年T.T)

感想・気づいたこと・考えたこと

 今回沖合(川の流心)と岸の(水質の)値を比べた結果、ほとんどの値は同じでしたが、電気伝導度、TDS、Mgイオン濃度、全硬度の値が大幅に違いました。塩分濃度を電気で測るのと光(の屈折)で測るのとでは値が違いました。さらに沖合(流心)と岸で塩分濃度も違いました。沖合(流心)は秘密道具で岸はひしゃくで水を取っているので、その違いも調べていきたいです。もうすぐ1年生が入ってくるので、先輩としての自覚を(部長として2・3年生部員)みんな持てるようにしたいです。(3年部長M.M)
 いつもの活動を新しい器具を使って行ったので、とてもみんな楽しそうに活動していた。新しい(屈折式)塩分濃度計はライトセーバーに激似だった。大和川の岸の水より真ん中の水の方が全硬度が高かった。電気で測る塩分濃度計と光の屈折で測る塩分濃度計の値は少し差があった。異常に全硬度が高いのは、水を「ろ過」するために使っているものから何か溶け出してしまっているのかもしれない。(3年副部長N.K)
 今回5人だったのですが、人が多い時よりもスムーズに動いた気がしました。(3年T.T)
 試作1号機の水との抵抗を減らしたほうが良いことが分かった。(川の)水に流されやすいので、流されないようにしたい。(3年Y.N)
 パックテストはみんな集中して数値を見てできたので良かったと思いました。(2年T.T)

その他

 全硬度の違いについてはいくつか原因が考えられるので、いろいろと調査をする予定です。( )内は支援員で補筆しました。

大阪市立新北島中学校科学技術部のみなさん、活動報告をありがとうございます。
科学実験では新しい道具が導入されるとワクワクするものですよね。ただし、道具を使うことが目的ではありません。なぜ、その道具を使う必要があるのか、その数値はどういう意味があるのかということを十分に理解する必要があります。そこが本質です。
また、水質調査は信頼性がよく問題になります。つまり、本当にその数値でよいのか、その解釈(考察)でよいのかということです。これから新入部員を迎えることになりますから、先輩として十分な知識と経験を持つようにしてください。今後、具体的なデータなどを紹介してもらえるとありがたいです。
では、次回の報告も楽しみにしています。
エコまる
大阪市立新北島中学校科学技術部のみんな、報告ありがとう!
環境に関することならどんなことでもエコロジカルあくしょん!
これからも一緒にがんばろう! がんばってるなと思ったら拍手をしてね★
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クラブのプロフィール

  • クラブ名大阪市立新北島中学校科学技術部
  • 所在地大阪府
  • クラブの種類学校のクラブ

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