あっそ児童館エコクラブ (和歌山県)
米の消費量が減ってきた現在、味噌汁を飲む機会も少なくなってきていると思いますが、味噌にはアミノ酸やビタミン類が多量に生成され、栄養価が高いだけでなく、疲労回復、がんや病気の予防、美容など、様々な効果があるそうです。
この日本に昔から伝わるスーパーフードのスゴさを再確認し、手軽に食べられるカワイイ味噌汁を作ることで、味噌につながる和歌山のスゴさも勉強します。
「味噌ってスゴイんだよ!」と説明しても、イマイチの表情の子ども達。
スプーンに丸く盛り付けた味噌にトッピングを始めると、やっとイキイキしてきました。
お麩に黒ゴマを付けて目玉にして、乾燥野菜やわかめ、高野豆腐などで飾り付け、カワイイ(?)「Miso de Smile」の出来上がり。
「みそまる」は、味噌と具材を混ぜてラップに包んで丸くまとめ、カラーセロファンでキャンディーのようにラッピングしてシールで飾ります。冷蔵庫なら1週間、冷凍庫なら1か月は保存もでき、いつでも手軽に具入りの味噌汁を飲むことが出来ます。
最後にどれか一つだけ、お湯に溶かして飲んでみました。あまり好きではないと言っていた子も、自分で作った味噌汁には笑顔がこぼれていました。
味噌と醤油と和歌山の関係について。
醤油と金山寺味噌(紀州湯浅・印南が発祥の地)…金山寺味噌は調味料ではなく「おかず」として食べられる味噌です。
鰹節(印南町の角屋甚太郎が鰹の保存方法として考案)
高野豆腐(高野山発祥!鎌倉時代の保存食)
具になる「わかめ」も和歌山ではたくさんとることができます。田辺湾には「ひろめ(ひとはめ)」と呼ばれる特産物もあります。
もっと、「ご飯とみそ汁」を好きになって、毎日食べてほしいなあと思います。
小学5年生の国語の教科書に載っている「百年後のふるさとを守る」で紹介されている「稲村の火」の話は、和歌山県広村(有田郡広川町)「ヤマサ醤油」の7代目濱口儀兵衛(悟陵)さんの話です。この話のもととなった11月5日が「世界津波の日」に制定されています。
味噌~醤油~津波から村人を守る、これらがみんな和歌山の出来事ってスゴイですね。
あっそ児童館エコクラブ(和歌山県)
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