あっそ児童館エコクラブ (和歌山県)
2ℓのペットボトルで作る応急用救命代用具「浮くっちゃボトル」を製作しました。
上富田町には富田川が流れ、水に恵まれるかわりに水害による被害も多いです。何度も切れる堤防を守るため、自ら人柱になった「彦五郎伝説」も語り伝えられ、毎年慰霊祭も行われます。
彦五郎公園では、川べりで遊べますが、万が一溺れてしまった時に早く救助できるよう、公園内のカフェ「エフノカッテ」さんに「浮くっちゃボトル」を設置して頂きました。
ペットボトルの塗装や、ひもの固定などは、子ども達には難しいため、大人で作業しました。子どもにお手伝いしてもらうところは少しでしたが、「命を守る道具」作りに、真剣に取り組んでいました。
また、この日は同時に「防さイスリュック」も製作しました。牛乳パックの中に災害時に役立つ物を詰めて、普段はイスや踏み台として使うことができます。いざ、避難が必要な時には、包んである服や手ぬぐいを利用して、リュックやバッグのように持ちやすく運ぶことができます。
このような道具は必要な場所に置かなければ意味がありません。快く設置を引き受けて下さった「エフノカッテ」さんに感謝です。
また、溺れた時の対処法も知っておく必要があると思います。ランドセルや靴は浮くので、身に付けたまま救助を待つこと、溺れている人を見つけたら、大声で大人に知らせ、助けに行くのではなく、身の周りの「浮く」物を見つけて投げてあげてください。プロを呼ぶなら119番です。
水難事故による死亡率は50パーセントと高く、発生場所は海、河川、用水路、湖、プールと続くそうです。「浮くっちゃボトル」が役に立つ時がきませんように。
おまけ)「エフノカッテ」さんの隣は消防署でした…(救助のプロ)
あっそ児童館エコクラブ(和歌山県)
あっそ児童館エコクラブ(和歌山県)
あっそ児童館エコクラブ(和歌山県)
あっそ児童館エコクラブ(和歌山県)