だいやエコクラブ (長崎県)
水生生物の調査をするにあたり、町の身近な川を調査してみようと思いました。
過去には生活排水で、ひどく汚れていた川がどのように変化しているか楽しみに調査してみました。
普段通学時に見かけながら何気なく通り過ぎる川のことを調査してみると、そこには色んな水生生物が生息していることに驚きを感じているようでした。
上流は「ややきれい」な状態で、カワニナ・サワガニ・カワゲラ・ミズムシなどきれいな水にしか生息していない水生生物が沢山いました。
最近は聞かなくなりましたが、以前はホタルの発見情報も聞いていた川です。
沢山のカワニナを確認できたので、来年はホタルが生息していないか調査したいと思いました。
中流は生活排水が流れる排水溝があり、水質に変化があるのか生息している水生生物に変化があります。
排水溝のある場所から上には、サワガニ・カワニナを確認できるのですが、排水溝付近には、サワガニの死骸、排水溝から下にはサワガニを確認することができませんでした。
ドンコ・ヨシノボリ・ヒラテテナガエビ・ヌマガエルを確認しました。
下流は少し水にも臭いがありますが、気になる程ではないです。
水に濁りやヘドロなどもなく、流れも普通です。
ここでは、ウナギ・ヒラテナガエビ・ヨシノボリ・ドンコ・アメンボ・モズクガニ・ミズムシを確認しました。
今回、小佐世保川を調査して気づいたことは「川がきれいになっている」と言うことです。
以前の川のイメージと違い水もきれいでよどみやヘドロ、臭いも少なくなっていました。
環境は正直です。
世間のエコロジーに対しての意識の変化の結果の表れではないかと考えます。
上流から下流まで生息している水生生物には違いがあったのですが、モズクガニ・ヒラテナガエビ・アメンボ・ドンコ・ヨシノボリはどこにもいました。
そして、下流では絶滅が危惧されているウナギが沢山確認されました。
こんな町の中に流れている身近な川にウナギが生息しているなら、一番身近な魚は「ウナギ」ではないかと思えました。
環境省の実施している「平成29年度全国水生生物調査」に参加しているので、今回の調査結果を報告しました。
だいやエコクラブ(長崎県)
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