逆川こどもエコクラブ (茨城県)
水戸市のシンボル千波湖では、水質浄化のための取り組みとして、こどもたちが5年続けて10月にビオトープを造成しています。自然再生による植物の水質浄化と生物多様な空間を提供してきた結果、春にはワカサギが産卵しにくる環境に変化し、小魚やエビも増えてきています。しかし、平成22年8月に外来生物のアメリカナマズが確認されました。逆川こどもエコクラブでは、この3年間で定期的に外来種除去のための釣りや採捕を行ってきましたが、今回は、かなり驚きの釣果となりました。
今年の外来魚フィッシングは、7月末に40名のクラブメンバーが集まって夕方から夜にかけてチャレンジしましたが、残念なことに、ブルーギルやオオクチバスも釣れず、ミシシッピアカミミガメとスッポンばかりでした。もしかしたら、アメリカナマズも含めて、いなくなったのか?そう、思った次第です。しかし、仲間とふらりと来た、晩秋の千波湖で思いがけない大物がかかりました。
季節はもう、冬がすぐそこに。千波湖の水源となる桜川にはサケも遡上してきています。水温が下がった条件で、まさかのアメリカナマズ、しかも、見たこともない80cmオーバーです。これには驚き、しばらくびっくりでした。
やはり、アメリカナマズは千波湖で確実にすみついてしまっています。これだけの大物がいるということは、小魚もエビも餌となっていることが分かりました。釣り上げた魚は、サポーターに持っていってもらいました。真水に1日浸して、フライにすると、とても美味しい魚だそうです。外来種が減るように、来年もチャレンジしていきます。レポートクラブ年長
逆川こどもエコクラブ(茨城県)
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