逆川こどもエコクラブ (茨城県)
今年、ホタルが見事に再生した英宏の泉で、秋の環境整備を行いました。
8月末に断続して襲来した台風。この影響で、英宏の泉の斜面の大木が倒れてしまったのです。
去年、市民述べ2,500人の協力をいただきながら間伐と自然再生を行ってきた英宏の泉。生物多様な空間を取り戻してきた矢先に、とっても残念です。
根っこの大きさは3m×3mと、人が何人いてもビクともしない大木。私たちは、倒木の先端部分からノコギリを入れて、枝を落としていきました。切った枝は運び部隊により集積所へ。約1時間、夢中で作業しましたが、斜面での労働でへとへとに。
倒木の後始末は全体の4分の1であきらめ、来週、続きを行うことにして、泉の生態系調査を行いました。今日は、茨城県環境アドバイザーの先生の指導の元、英宏の泉の上流と下流に班分けして約1時間、泉の生物を採取しました。すると、あちこちで、サワガニの赤ちゃんが確認され、驚きました。メスのサワガニが約30匹の赤ちゃんを抱えながら木の下、石の下に隠れていました。そして、上流ではホトケドジョウが、下流ではウキゴリが棲み分けされていることも分かってきました。
英宏の泉の生物は、種類も数も確実に増えています。これは、藪で覆われて薄暗かった森が再生され、水の中へ陽射しが増え、小さい生物から大きな生物まで生息環境が向上したことを物語っています。学校の中で、環境の変化を感じ取ることができることは、素晴らしいことと思いました。レポート:科学同好会
逆川こどもエコクラブ(茨城県)
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