ボーイスカウト札幌第12団 (北海道)
本田さんが維持管理されている里山で2泊3日のキャンプを行いました。
初日 本田さんの案内で里山と本田農場の探検を昼間の明るい時間と夜の真っ暗な時間の2回行いました。広大な敷地をくまなく歩きまわり、様々な自然と触れ合いました。
2日目は、せっかく生えて来た木をどうして切らなければならないのか等の説明を受けながら、伐採のお手伝いをし、切られた木が薪や炭として使える様にする作業の見学を行いました。
沼が点在し、すぐ隣には水田地帯が広がっている里山には都会(札幌市内)や整備されたキャンプ場では見る事の出来ない自然が沢山ありました。昼間の探検では様々な植物を観察する事が出来たようです。テントに張り付いているカエルやカタツム、地面に顔を出したミミズを手にとって観察する子やテントに飛び込んできてしまったハチにうろたえる子…
夜はランタンの光によって来るガやコガネムシの数の多さにびっくりでした。また夜の探検中には蛍を見つける事が出来たようです。光るもの(懐中電灯やランタン)を持たないで探検を行ったため、真っ暗闇の中、蛍のほのかな光でもとっても明るく感じられたようです。
木を切る作業(のこぎりの扱い)は慣れている子供達でしたが、太い木は冬の暖房に使う薪に、ちょっと細めの枝などは調理に使用する炭に、もっと細い木はたき火して灰を畑などの肥料にと無駄なく使われている様子に関心しているようでした。
普段の生活に「虫」はめったにいないようで年々虫を嫌がる子供が増えてきている気がします。小さい子の方が積極的に虫と触れ合っていました。大きい子たちは、虫がいて当たり前の環境で寝泊まり出来、虫の存在があまり気にならなくなったようです。
また夜も探検が出来たおかげで、本当の闇の暗さを実体験できました。あいにくの天気で月や星の明かりを見る事が出来ませんでしたが、ちょっと季節遅れの蛍を間近で見る事が出来、感動していました。ランタンを付けたとたん「まぶしい!」と言っていました。
密集して生えている場所の木を切ることによって、これから育ってほしい木に光が沢山当たるようになることが実体験によって理解できたようです。薪割の様子や炭窯の見学を行い、無駄なく伐採された木が利用されていることもわかったようです。晩御飯のバーベキューや飯盒炊飯にも本田さんが作ってくれた炭を利用させてもらいました。
実際に里山の維持管理を行っている本田さんから里山の自然についてお話が聞けました。さらに一緒に木の伐採を行い、木の行方も見学させてもらうなど、とっても貴重な体験が出来ました。
ボーイスカウト札幌第12団(北海道)
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