ボーイスカウト札幌第12団 (北海道)
とっても設備の整っているキャンプ場ですが、エコクッキングを行ってみました。
夕食
飯盒炊飯に挑戦しました。炭のススで飯盒が汚れない様に水で溶いたクレンザーを外側に塗って余計な洗剤・水を使わない様に工夫をしました。熱源には炭を用い、焚き付けにはシラカバの皮を用いました。
おかず兼汁物は北海道名物の石狩汁を作りました。野菜を切る時にはまな板の代わりに切り開いた牛乳パックを用いました。ちなみに包丁ケースも牛パックです。
朝食
ホットドックを作りました。こちらの熱源は牛乳パックです。
火は地面で直接たいてしまうと地中の生物を痛めてしまうため、ブロックを敷いてその上で火をたきました。
お米をとぐところから子供たちに行ってもらいましたが、一粒も無駄にしないよう、気を使いながらといでくれました。炭が湿気てしまっていたため沢山の煙が出て、むせてしまう子もいましたが、興味深くご飯が炊ける様子を眺めていました。炊き上がって飯盒を裏返してみるとうっすらと煤が付いていましたが、新聞紙で軽くこすると簡単に落とすことが出来、クレンザーを塗った理由に納得していました。
ご飯は焦げることなく美味しく炊き上がり、何度もお代わりをしてくれました。
石狩汁はサケの水煮缶を用いて調理したため、骨まで美味しく頂くことが出来ました。自分たちで切った野菜(ニンジン・ジャガイモ・ゴボウなど)も残さずに食べてくれ、たっぷり作った汁も完食してくれました。
ホットドックも勿論自分たちでパンに具(チーズ・キャベツ・ウインナー)を挟み、新聞紙とアルミホイルでくるんで牛乳パックに詰めて…自分が作って物が一番おいしくなるように祈りながら牛乳パックが燃えるのを見守っていました。
自分たちで作って見守ったパンはとっても美味しかったようで、あっという間にそれぞれの胃袋の中に消えていきました。野菜や乳製品が嫌いな子も完食してくれました。
直接火を扱う機会が少ない子供達。触ると熱いし綿100%の素材以外の物だと解けて危ない。と言うことが実感できたことと思います。実際にやけどをした子はいませんでした。
包丁で野菜などを切ることも家庭であまり行っていないようで包丁の扱い方を見ている方はハラハラでしたが、正しい持ち方、具の押さえ方などをやってみせるとあっという間にマスターし楽しそうに次から次へと材料を切ってくれました。言葉で説明するよりもやって見せる方が説得力があるようです。こちらも怪我をする子はいませんでした。
今回も牛乳パックが大活躍しました。
虫嫌いな子も最初は見るだけで悲鳴を上げていましたが、作業を行い始めるとそちらに集中してくれて、虫が近づいて来ても気にならなくなったようです。
ボーイスカウト札幌第12団(北海道)
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