ボーイスカウト札幌第12団 (北海道)
「オイスカ北海道支部」の方々が中心となって活動されている~グリーンウェイブ~に参加しました。世界各地の青少年や子どもたちなどが、それぞれの地域で植樹活動や森林保全を行い、世界の東から西に緑の波(グリーンウェイブ)を広めて行こうという運動で、今回は恵庭市にある「えこりん村」が所有する里山の整備のお手伝いをしてきました。
この日は風が吹いていたため、頭上から落ちてくるかもしれない枝から頭を守るためにヘルメットをかぶり、森の掃除として、伐採された木材を薪として使いやすい大きさにノコギリで切りそろえていきました。
また日陰に生えてしまった「きたこぶし」の苗木を日の当たる場所に移植する作業もさせてもらいました。
木と草の違い(二酸化炭素をどちらが多く貯蓄しておけるか等)や葉っぱの裏表の細胞の違いについても勉強してきました。
以前から小枝をノコギリで切る作業は集会中に何度か行っていたため、手馴れた様子で伐採されていた木を切ることが出来ました。太い木材はとあるレストランで使われている食器に変身するそうです。
移植のために地面に穴を掘っていたところ、何も植わっていないと思っていた場所の下にも木の根っこが出て来てビックリ!このように木の根っこが森の土が雨水で流されない様にしてくれているのですね。どの木の根っこかわからないので上手に避けて穴掘りをしました。
子供たちが一番興味を示したのが、木は数百年もの間二酸化炭素を貯蓄し続けてくれるけど、草は1年で枯れてしまうものが多いので貯蓄出来ない事。だから木は大切に育て下草は飼ってしまう事。また、葉っぱの裏表で細胞(組織)が異なるというお話でした。葉の裏表を実際に触ったり細胞の拡大写真を見ながら、聞けたのでより一層理解が深まったようです。
森の整備は楽しみながら行うことが出来ましたが、どうして整備をしなければならないのかの事前説明はしませんでした。作業を行った後に子供にとっては難しい話をしてくださったのですが、真剣に話を聞いていました。やはり体験する事が大切なのですね。
何年か後に、今回移植した苗木が成長した姿を見にいてみたいと思いました。
ボーイスカウト札幌第12団(北海道)
ボーイスカウト札幌第12団(北海道)
ボーイスカウト札幌第12団(北海道)
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