逆川こどもエコクラブ (茨城県)
英宏の泉の水生生物学習会が開催されました。英宏の泉は、この一年間で、水の汚れ具合が分かる水辺のいきもの調査を4回行ってきました。水の中にすむ指標生物をさがしました。
湧水の中にすむ小さないきものを約1時間探しました。今までのデータでは、ウズムシやヘビトンボなど、大変きれいな水にすむ生物が見つかっていましたが、今回のターゲットは、同じく大変きれいな水にすむ、カワゲラです。65名のメンバーが、石の下を探しながら網で採取しました。
結果は、オニヤンマ45匹、ギンヤンマ3匹、アカネトンボヤゴ多数、指標1:ヘビトンボ13匹、指標1:ヨコエビ類多数、指標1:サワガニ9匹、指標2:カワニナ多数、スジエビ5匹、ヌマエビ3匹、指標2:コガタシマトビケラ類とカゲロウ類多数、その他、ヨシノボリやウキゴリなどの魚も見られました。そして、指標1:カワゲラは?5mmぐらいの小さなものが1匹だけ採取されました。目標がクリアできました。英宏の泉は、平地にすむ大変きれいな水の指標種の全てが確認できたことになります。
そして、0.5haのあぜつくり、1haの森の間伐、1haの回収不法投棄5t、斜面0.5haの除草、100mにわたる水路の石並べ、など、1年間で市民3,000人以上がかかわってきた「英宏の泉」は、昨年6~7月に提供した逆川こどもエコクラブの「水戸黄門様」のホタルの卵、幼虫から見事に成虫が発生したのです。6月1日の地元新聞に、喜びの記事が載りました。コツコツと環境保全に取り組む水戸市民の励みにもなりました。
逆川こどもエコクラブ(茨城県)
逆川こどもエコクラブ(茨城県)
逆川こどもエコクラブ(茨城県)
逆川こどもエコクラブ(茨城県)