逆川こどもエコクラブ (茨城県)
今年3月に発足しましたホタルネットワークmitoの2015上半期報告会が常磐大学ホールで開催されました。150人収容の会場が満席となり、素晴らしい報告会となりました。このネットワークは、逆川こどもエコクラブが10年間守ってきたホタルを、同じ公園区域の5つの学校や団体が各エリアの雑草化した湿地帯を再生し、ホタルを公園全域に復活させるプロジェクトとして、常磐大学、水戸市公園協会、水戸英宏小中学校、常磐大学幼稚園、常磐小学校が協力しあいながら活動を行ってきました。2年前に着手した常磐大学常磐の森、昨年着手した水戸市公園協会西の谷では、クラブからホタルの卵を分配し、今年、見事にホタルが発生しました。その後、4今年になって3団体が加わり、5月31日に一斉作業を行ってきました。各団体とも、熱い気持ちのこもったプレゼンテーションでした。
6団体が15分以内で各自の取り組んできた内容を発表しました。学生の力で3か月で見事にうっそうとした森を再生した英宏小中学校、泥深い湿地帯の泥をかき出して、作った常磐小学校、ホタルが発生する近くにある常磐大学幼稚園の発表など、とても心のこもった発表でした。
これだけ、強い思いがあるのは、ネットワークとして同じ日に協力し合い、一緒に汗を流したこと、が、強いチームワークになってきたのだと思いました。
来場者の方々も一体となり、この活動に参加していただいている実感が持てました。作業ばかりでなく、このような発表会にも足を運んでいただくことに感謝いたします。
発表したこどもたちも、練習を積み重ねて今日を迎え、一生懸命さが伝わっていました。ご苦労様でした。
来場の方々から数人の方に感想を述べてもらいました。逆川こどもエコクラブサポーターである逆川を愛する会の小菅次男会長は、平日の日中に、「ホタル」の話で満席になることが、ありえないこと。と述べ、そのうえで、これこが「県都:水戸市民の誇り」であるとまとめていただきました。
クラブでは小学校2年~高校1年まで10人の代表が登壇してプレゼンしました。継続したホタル保全ができているキーワードは、先輩から後輩に作業を通じてつないでいく、意識しないESDがあってのこと。を、知っていただけたと思います。
逆川こどもエコクラブ(茨城県)
逆川こどもエコクラブ(茨城県)
逆川こどもエコクラブ(茨城県)
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