ボーイスカウト札幌第12団 (北海道)
「地球のことを考える日」アースデイin円山動物園に体験ブースを出展しました。
昨年に引き続き小枝を使ったエコクラフトのブースです。
落ちてしまった小枝をスカウトたちが拾い集めることから始めました。そしてこの日のために適当な長さに切ったり、紐を通す穴をあけたりしてして準備した小枝は約400本。
小枝たちは以下のような作業工程でクラフトの完成に向かいます。
①枝の先を小刀で鉛筆のように削っていく
②マジックで色を塗って色鉛筆風にする
③麻ひもを穴に通しロープ結びの一種「本結び」で結ぶ
④アースデイ・メッセージを読んで「いいね」と思ったらシールを貼る
ブースに遊びに来てくれたこどもたちの手によって、用意した枝のほとんどが素敵なクラフトに生まれ変わり旅立って行きました。
ちなみに大量の削りかすも出ましたが、こちらは燻製作りに使ったり、畑の肥料などにする予定です。
土曜、日曜両日とも好天となり、動物園の来場者も平年よりも多かったようです。ブースにもたくさんの方に立ち寄って頂きました。
みなさんの笑顔に包まれて我々もすごく充実した時間を過ごす事が出来ました。
子どもたちはそれぞれスピードは違うものの、どの子も最後まで投げだすことなくクラフトを完成させていました。指先に集中しているその顔は真剣そのものです。保護者の方に話を聞くとやはりナイフで鉛筆を削る等ということはやらせたことがないという方が多かったです。
心配そうな顔も見られましたが、口を出さずに見守っている方がほとんどでした。みんながともに成長できた時間となったのではないかと感じています。
完成した作品と一緒に写真を撮ったり、その場でリュックなどにつけていく人が何人もいて大変嬉しく思いました。
思い出したのは以前アイヌの方が話していた言葉です。
「昔の人は自然からの利子で暮らしていた。しかし現代では自然という元本に手をつけている」
この2日間のエコクラフトが少しでも地球環境を考えるきっかけになってくれれば最高です。
ボーイスカウト札幌第12団のアースデイ・メッセージ
「私たちは北海道の自然にふれ、この地球とそこに宿るたくさんの命を身近に感じながら活動をしています。
今日は落ちてしまった木の枝たちが、みんなの手ですてきなクラフトに生まれ変わってくれたらいいなぁと思います」
ボーイスカウト札幌第12団(北海道)
ボーイスカウト札幌第12団(北海道)
ボーイスカウト札幌第12団(北海道)
ボーイスカウト札幌第12団(北海道)