白井こどもエコクラブ (千葉県)
売りものにならない梨は捨てられる場合が多い。その原因は・天候被害・虫や鳥の被害・小さい実・売る実、などによる。この日は小さい実を使って「なしのギョウザ」「なしのドラヤキ」を作り、まだ有効に使えるかどうかを調理体験してみる。
サポーターの指導により、学年ごとに、中学生、小学高学年は皮むき、あんづくりを、低学年はドラヤキの皮づくりなどの下ごしらえを行った。ドラヤキのあんづくりでは、煮ているときに灰汁をとったあとはきれいな黄色い、甘い液体が副産物として取れた。ギョウザのあん包みでは、集中して行った。ドラヤキの皮焼きはお好みの形にした子もいた。完成後、参加者全員で試食し、採点し、感想を述べ、その他料理で何ができそうかを考えた。
採点結果(100点換算)ギョウザ 87.7点。ドラヤキ 85.5。で想像より高かった。今まで捨てられることが多かった売りものにならない梨が、甘めではあったが、充分まだ食べられる食品になったことを体験学習した。もっと食べたいとか、給食で食べたいとの意見もあった。他の料理への応用では、・あんをパンに練りこむ・肉まん、ケーキ、アイスクリーム・チョコやカレーとの組み合わせ・黄色い液体で、梨牛乳や水あめとの組み合わせ、などの提案があった。
その他の説明・梨生産で千葉県が一番、その中の市町村別では白井市が一番。最近では中国にも輸出していて1個600円もしている。白井の自慢できるもの。地産地消(千産千消)で輸出の為の燃料も使っていない。
白井こどもエコクラブ(千葉県)
白井こどもエコクラブ(千葉県)