活動レポート

活動レポート

川の生物調査

まきのはら水辺の楽校 (静岡県)

活動日:

2014年08月17日

実施場所:

勝間田川

参加メンバー&サポーター数:

23人

活動の分野:

  • 水
  • 自然・生物多様性 自然・生物多様性

SDGs:

活動内容

川の生物調査を行いました。

参加者のようす

夏の川の活動は、子供にとっては涼を楽しむ手段です。川には多くの魚が回遊している。川に入ると子供達は、魚を追っかけまわしていました。のんびりしている魚ならば別であるが、普通の魚は絶対に捕獲することはできない。魚が生きて行く為に必要な物を訪ねた。回答は、活動を継続している子供から、「空気(水)」「食物」「隠れ家」との回答が返ってきた。追っかけまわしたら、何処に行くか尋ねた。隠れ家との回答を得ました。隠れ家となる草・藻等の場所に、重点的にタモを仕掛けて、多くの生物を捕獲していました。
 

感想・気づいたこと・考えたこと

勝間田川の中流域は山の開発により、塩水化が進行しており汽水域に変化している。「川の生物の調べ」の水質判定とて、イシマキガイを多数確認しました。活動場所の水質等級は「Ⅱややきれいな水」でした。汽水域の生物として、マハゼ・手長エビ・スジエビ・ヌマエビ・カワアナゴ・うなぎ等を捕獲しました。捕獲することはできませんでしたが、海産魚であるクサフグの姿も多数確認しました。
 勝間田川の上流域の里山を開発して、大規模公共工事である静岡空港を建設した影響で、山から得られる地下水の減少により、河川の汽水化が進行して、生態系への影響が徐々に顕在化した問題として表れている。今後、田んぼや畑の塩水化により、作物の成長にも影響を与えることが懸念される。

その他

今後の対策として、川の汽水化の影響を継続して調査が必要と思われます。

「まきのはら水辺の楽校」のみなさん、こんにちは。夏の川で子ども達が魚を追うことや、サポータの方々の導きでタモを仕掛け、生物を捕獲する楽しそうな様子が目にうかびました。勝間田川水系は、静岡県が整備基本計画を立てて整備を進めていますが、汽水化が進行しているようですね。汽水域の生物と水草などの植物を組み合わせて、調査を継続すると環境の変化が把握でき、地域と水の係りを子ども達が体験する良い機会になると思います。河川の汽水化が河川の生き物への影響にとどまらず、田んぼや畑などにも影響を及ぼすことを視野に、広い観点で調査を行うことを期待します。
エコまる
まきのはら水辺の楽校のみんな、報告ありがとう!
環境に関することならどんなことでもエコロジカルあくしょん!
これからも一緒にがんばろう! がんばってるなと思ったら拍手をしてね★
拍手する

229 拍手

クラブのプロフィール

  • クラブ名まきのはら水辺の楽校
  • 所在地静岡県
  • クラブの種類近所や地域のお友達

クラブ写真

楽しく~面白く~新発見

これまでの報告

クラブの活動レポート一覧

活動レポート一覧