まきのはら水辺の楽校 (静岡県)
川の生物調査を行いました。
夏の川の活動は、子供にとっては涼を楽しむ手段です。川には多くの魚が回遊している。川に入ると子供達は、魚を追っかけまわしていました。のんびりしている魚ならば別であるが、普通の魚は絶対に捕獲することはできない。魚が生きて行く為に必要な物を訪ねた。回答は、活動を継続している子供から、「空気(水)」「食物」「隠れ家」との回答が返ってきた。追っかけまわしたら、何処に行くか尋ねた。隠れ家との回答を得ました。隠れ家となる草・藻等の場所に、重点的にタモを仕掛けて、多くの生物を捕獲していました。
勝間田川の中流域は山の開発により、塩水化が進行しており汽水域に変化している。「川の生物の調べ」の水質判定とて、イシマキガイを多数確認しました。活動場所の水質等級は「Ⅱややきれいな水」でした。汽水域の生物として、マハゼ・手長エビ・スジエビ・ヌマエビ・カワアナゴ・うなぎ等を捕獲しました。捕獲することはできませんでしたが、海産魚であるクサフグの姿も多数確認しました。
勝間田川の上流域の里山を開発して、大規模公共工事である静岡空港を建設した影響で、山から得られる地下水の減少により、河川の汽水化が進行して、生態系への影響が徐々に顕在化した問題として表れている。今後、田んぼや畑の塩水化により、作物の成長にも影響を与えることが懸念される。
今後の対策として、川の汽水化の影響を継続して調査が必要と思われます。
まきのはら水辺の楽校(静岡県)
まきのはら水辺の楽校(静岡県)
まきのはら水辺の楽校(静岡県)
まきのはら水辺の楽校(静岡県)