活動レポート

活動レポート

セミの抜殻調査とアメリカザリガニ捕獲作成

まきのはら水辺の楽校 (静岡県)

活動日:

2014年08月17日

実施場所:

榛原ふるさとの森

参加メンバー&サポーター数:

23人

活動の分野:

  • 水
  • 自然・生物多様性 自然・生物多様性
  • 分野その他 分野その他

SDGs:

活動内容

年1回開催しているセミの抜殻調査を行うとともに、急遽、外来種であるアメリカザリガニ捕獲作戦を行った。

参加者のようす

セミの抜殻調査?と子供は言っていましたが、木の陰・葉の裏側で抜殻を発見すると、我も我もと抜殻探しに没頭していました。また、里山の峰の抜殻と谷津田で見つけた抜殻の種類が異なる事を確認して驚いていました。
アメリカザリガニ捕獲作戦は、移動する生物には大変興味を持って、活動に取組んでいました。

感想・気づいたこと・考えたこと

セミの抜殻調査は、水分が比較的少ない里山の峰には小型のセミの抜殻を多く確認し、湿度の高い谷津田付近では、大型のセミの抜殻を入手していました。湿度の影響により、蝉が7年間棲息する地中の環境を察して、成虫となった親ゼミが産卵場所を選択していることを学びました。
 アメリカザリガニ捕獲作戦は急遽取入れた活動です。アメリカザリガニを確認できないポイントでは、蛍の餌となるカワニナが多く生息するとともに、カワニナの妖精を多数確認しました。アメリカザリガニが生息する環境では、カワニナの個体数は激減して、妖精を確認する事は出来なかった。
 この事から水辺が生息環境である蛍にとっては、「水」「食物」「隠れ家」内で、アメリカザリガニにより「食物」が捕食されることにより、種の存続が危ぶまれることを活動から学んでしました。在来種の保護増殖活動の手段として、アメリカザリガニの捕獲作戦の目的をよく理解して活動に取組んでいました。

その他

アメリカザリガニは、人が外国から持ち込んだものであるので、当初は食物として持ち込みましたが、水の環境が悪化する事により、アメリカザリガニを食べなくなりました。捕獲だけではなく、活用策としてザリガニを黒鯛や鰻釣りの餌として、活用する事を進めています。

「まきのはら水辺の楽校」のみなさん、こんにちは。セミの抜け殻とアメリカザリガニ捕獲作戦、
及びアメリカザリガニとカワニナ・ホタルの生息関係から、捕獲したアメリカザリガニの用途まで生き生きとした活動の様子が良く分かります。大変重要なことを学びました。セミは、種類により適する湿度、気温、樹木が違います。今まで調査したことを整理し、他の場所も調べると素敵な発見があると思います。アメリカザリガニは昭和の初めにウシガエルのエサ用と導入されたのが、逃げ出して日本全国で繁殖しました。アメリカザリガニが増えた池や河川などで生態系が3年で一変した事例も多く報告されています。ホタルのためにも捕獲したいものです。そして、今度はウシガエルのエサでなく黒鯛や鯰のエサとして活用することが成功したら、ぜひ、全国に発信してください。
エコまる
まきのはら水辺の楽校のみんな、報告ありがとう!
環境に関することならどんなことでもエコロジカルあくしょん!
これからも一緒にがんばろう! がんばってるなと思ったら拍手をしてね★
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クラブのプロフィール

  • クラブ名まきのはら水辺の楽校
  • 所在地静岡県
  • クラブの種類近所や地域のお友達

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