まきのはら水辺の楽校 (静岡県)
年1回開催しているセミの抜殻調査を行うとともに、急遽、外来種であるアメリカザリガニ捕獲作戦を行った。
セミの抜殻調査?と子供は言っていましたが、木の陰・葉の裏側で抜殻を発見すると、我も我もと抜殻探しに没頭していました。また、里山の峰の抜殻と谷津田で見つけた抜殻の種類が異なる事を確認して驚いていました。
アメリカザリガニ捕獲作戦は、移動する生物には大変興味を持って、活動に取組んでいました。
セミの抜殻調査は、水分が比較的少ない里山の峰には小型のセミの抜殻を多く確認し、湿度の高い谷津田付近では、大型のセミの抜殻を入手していました。湿度の影響により、蝉が7年間棲息する地中の環境を察して、成虫となった親ゼミが産卵場所を選択していることを学びました。
アメリカザリガニ捕獲作戦は急遽取入れた活動です。アメリカザリガニを確認できないポイントでは、蛍の餌となるカワニナが多く生息するとともに、カワニナの妖精を多数確認しました。アメリカザリガニが生息する環境では、カワニナの個体数は激減して、妖精を確認する事は出来なかった。
この事から水辺が生息環境である蛍にとっては、「水」「食物」「隠れ家」内で、アメリカザリガニにより「食物」が捕食されることにより、種の存続が危ぶまれることを活動から学んでしました。在来種の保護増殖活動の手段として、アメリカザリガニの捕獲作戦の目的をよく理解して活動に取組んでいました。
アメリカザリガニは、人が外国から持ち込んだものであるので、当初は食物として持ち込みましたが、水の環境が悪化する事により、アメリカザリガニを食べなくなりました。捕獲だけではなく、活用策としてザリガニを黒鯛や鰻釣りの餌として、活用する事を進めています。
まきのはら水辺の楽校(静岡県)
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