NYAXA(ニャクサ) (兵庫県)
タガメの里親報告会
タガメの里親体験、いよいよ里親報告会、そして放虫。
いままでの里親体験のことを壁新聞にまとめ、成虫になった2匹と一緒に「ふるさと」伊勢自然の里へ。
参加した9組中5組の里親が、成虫にすることができたようです。
他の里親の方の報告から、我が家とは違う育て方やそこからの失敗・成功体験を知ることが出来ました。
タガメを育てることのむずかしさ、どうして、何がむずかしいか、を考えることで、タガメがいなくなってしまった理由も少しずつわかってきました。
田舎住まいでも、餌と水を安全な自然のものにこだわることは大変でした。
きれいな水に見えても、カエルや生きものの多い田舎でも、無農薬を意識された場でなければ、汚染された水や餌ばかりなのです。
なぜ、タガメの姿を見なくなったのか、よくわかりました。
どうして薬を使うのか?を考えたときに、ふと思い出しました。
我が家のお米は、スーパーで買ってくる普通のお米です。無農薬米ではありません。
だって、無農薬米は高いから・・・。
「絶滅危惧種」「環境保護」といった言葉のあふれる活動をしながら、口にするのは、タガメが生きていけない田んぼのお米なのです。
簡単に答えの出せることではないのですが、この矛盾に気づけたのも、42日間の里親体験からの学びのひとつでした。
報告会では、壁新聞を全部読むのが無理だから、気に入った部分を読んだよ。
新聞を褒められてうれしかった!気に入ってるのは、大きなタガメの絵の中に文をかいたとこ。
他の子が、ちゃんと大きさとかのデータをとっていたから、僕も来年はそうしたいなと思った。
あと、伊勢自然の里の水の方が、スーパーで買った天然水より腐りにくい事も話した。みんなびっくりしていたよ、僕も気になるから、来年はこのことも調べてみたいな。
先生に、僕のタガメの大きさを計ってもらったら、2匹ともオスで53ミリだった。
ビオトープでいっぱいカエルを食べて大きくなってほしい!
最後に放すとき、少しさみしかったけど、それより泳いでいったのを見られたから嬉しかったよ。
もうひとつ、来年の目標は、無農薬田んぼのドジョウを食べさせること!
NYAXA(ニャクサ)(兵庫県)
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