NYAXA(ニャクサ) (兵庫県)
タガメの里親体験、羽化の失敗。
タガメが5令幼虫から成虫になることを、羽化といいます。成虫になるとタガメは羽根をもち、飛べるようになるのです。
ここを乗り越えたら、成虫!
つまりは「里親としての成功」!
親子でドキドキわくわく、もう大丈夫だろうという慢心、想像や資料との違いからくる焦り、いろんな事から、
「いきもの自身のちからを信じる、なるべく自然にまかせる」という原点を忘れてしまいました。
そして、羽化は失敗したのです。
タガメが羽化を始める前、体が赤くなる。そして餌を食べなくなる、羽化は9時ごろから始まることが多い、1時間ほどで終わる、というのが資料でみた「羽化」
うちのタガメも、体が赤くなった。餌は、その後も食べるタガメと食べないタガメがいた。
羽化を待っていたけど9時には始らなかった。朝になると羽化の途中で止まっていた。
いま思えば、その日はペルセウス座流星群のピークの日で、僕の家は夜じゅう誰かが起きたり出かけたりバタバタしていたんだ。きっとタガメはゆっくり羽化が出来なかったんだと思う。
そっとしておいたら、また続きを始めたかもしれないけど、焦ったおかあさんが羽化を手伝おうと触ってしまった。後から教えたもらったんだけど、羽化中のタガメに触っただけで弱って死んじゃうこともあるらしい。
結局、落ち着かない夜、羽化中に触るということをした2匹のタガメの羽化は失敗した。途中で死んでしまったよ。とっても悲しかった。名前もつけていたし、げんきな大人にしてビオトープに放したかったよ。
次から、羽化前に赤くなると、家族全員が早めに寝るようにした。落ち着いて羽化できる静かな時間をつくるため。羽化の瞬間をビデオとかに撮りたかったけど、成虫にする方が大事。
結局、なにもしなかった残り2匹のタガメが無事成虫になった。
なんだよ!って思ったけど、ホッとしたよ。
NYAXA(ニャクサ)(兵庫県)
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