活動レポート

活動レポート

カミツキガメを捕獲したよ!

ゆうゆう学童こどもエコクラブ (栃木県)

活動日:

2024年11月06日

実施場所:

ゆうゆう学童クラブ

参加メンバー&サポーター数:

54人

活動の分野:

  • 水
  • 自然・生物多様性 自然・生物多様性

SDGs:

  • SDGs:住み続けられるまちづくりを
  • SDGs:陸の豊かさも守ろう
  • SDGs:パートナーシップで目標を達成しよう

活動内容

市内北部を水源として、渡良瀬川へと合流する袋川とその水門がクラブの目の前にあります。

その水門の昇降装置が改良され、操作室が新設されている工事の様子を毎日のように見学していますが、ここ数年手入れのない様子だった袋川の水辺までの土手が整備され、生き物探しのフィールドを新たに得ることができました。

警察署に問い合わせ市内では2019年6月に主要駅をつなぐ橋の付近で前例があったそうです。案内を受け、県南環境森林事務所に写真をメール添付したところ、カミツキガメの可能性が高い。ということで生体を提出してきました。

指示を待つ間ほんの数日だけでしたが、玄関のメダカ水槽の横で「絶対に手を触れないで!」と注意書きを付けて生体展示をしました。

参加者のようす

大人で下見をしてから、子どもたちを連れて探検しに出かけた2回目のときに、1年生がカメのような生体を発見しました。念には念を入れて、素手ではなくバケツですくう方法で一緒に捕獲をしてみると、サイズはピンポン玉くらいなのですが、まるで特撮映画の怪獣のようなフォルムをしていました。

感想・気づいたこと・考えたこと

おなかの真ん中に、白いモヤモヤしたものが付着していました。卵の中身の一部がまだくっついているのかな?と気付いている様子でした。

大きなお母さん亀の場合、産卵数は80個の記録があるようで、ほかにも今回の子亀の兄弟たちがいるのではないか?お父さん・お母さんの亀がいるとしたら、人間の長靴ごとかじられてしまうのではないか?と想像している子どもも居ました。

好きだからペットにしたのに、どうして捨てちゃうの?もう、子亀はお父さん・お母さんに会えないの?という心配する意見もありました。

その他

カミツキガメの存在感が大きすぎて、目立ちませんでしたが、ついでにタガメも捕まえました。市役所のサイトでは、発見例が地図上に無い様子だったので、環境政策課のレポートには両方とも報告することにしました。

ゆうゆう学童こどもエコクラブのみんな、活動報告をありがとう!
カミツキガメは、北米原産で甲羅は最大50センチ、体重は最大30キロにもなる大型のカメです。
河川・湖沼・水路・湿地などに生息し、基本的には水中生活で夜行性ですが、
5月から6月の繁殖期には産卵のため陸上にあがります。
陸上にいる個体は非常に攻撃的で、あごの力が強く、人の指をかみちぎってしまう危険もあります。
また、在来のカメと競合し、地域の生物多様性を脅(おびや)かします。
こうしたことから、カミツキガメは自然の生態系や人体への悪影響が心配されるものとして、2005年に「特定外来生物」に指定され、許可なく生きたまま運搬(うんぱん)や飼育することが禁止されています。
サポーターのすばらしい判断で県南環境森林事務所に確認をとって、生体を提出されたとのことでしたのでほっとしています。
現場ではなかな判断できない事もあると思いますが、時には法に触れることもあります。
今回の件で学べたと思いますが、捕獲する際は慎重(しんちょう)に判断しましょうね。
では、次回の報告も楽しみにしています^^
エコまる
ゆうゆう学童こどもエコクラブのみんな、報告ありがとう!
環境に関することならどんなことでもエコロジカルあくしょん!
これからも一緒にがんばろう! がんばってるなと思ったら拍手をしてね★
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クラブのプロフィール

  • クラブ名ゆうゆう学童こどもエコクラブ
  • 所在地栃木県
  • クラブの種類その他

クラブ写真

NPO法人子どもサポートセンターゆうゆう
足利市の民間学童施設、ゆうゆう学童クラブです。
渡良瀬川と袋川水門があり、河原の土手で遊べる自然環境があります。

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