いなだこども園いなだっこエコキッズ (茨城県)
【田んぼでどろんこ遊び】
地域の方の田んぼをお借りして、どろんこ遊びを行いました。代掻き前の少し水が入った田んぼには、硬い土や、柔らかいどろなど、様々な形状の土があり、足で踏みしめながら全身を使って遊びます。また、春の陽気の中、豊かな土壌に住む多様な生き物を観察します。
実際の田んぼで、頭のてっぺんから足の爪先までドロドロになって遊べる貴重な機会です。思いっきり楽しみましょう!
砂場の何十倍もある広々とした田んぼに圧倒されていた子どもたちですが、園長先生を初めとしたサポーターに先導され、お友達と一緒に田んぼの中に入っていきました。初めて感じる泥の感触、体が沈み込む感覚に、大興奮な子や泣き出してしまう子など、様々な反応を見せてくれました。「こんなにお洋服を汚したことない!いいの?」と不安がる子もいましたが、先生が率先してどろどろになって遊ぶことで、みんな大喜びでどろんこ遊びや生き物観察をしていました。
どろんこ遊びには、子どもの育ちを養う要素がたくさん入っています。例えば、泥の感触・匂い・形状の変化など、五感が刺激されます。足を踏ん張り、転ばないように走るなど運動能力や集中力につながります。また、泥の中の見えない先を想像したり、遊びを自ら考え、お友達と一緒に共有することで思考力や社会性が培われます。
幼児期にしか育めない感覚・経験は子ども達にとって貴重な財産です。今回、田んぼを貸してくださった地域の方や、汚れ物をお洗濯してくれた保護者の方のご協力で実施することができました。このような素晴らしい地域に包まれて、いなだっこが育っていくのだと感じました。
自然豊かな私たちの地域でも、だんだん田んぼが減ってきたように感じます。
田植え・稲刈り経験だけでなく、田おこし・代掻きなどを経て、田んぼが一年通してどんな風に変わっていくのか、普段食べているお米がどんな過程で育っていくのかを学び、稲作の面白さ、持続していくことの大切さを学んでいきたいと思います。
いなだこども園いなだっこエコキッズ(茨城県)
いなだこども園いなだっこエコキッズ(茨城県)