エコエコ楽しみ隊 (東京都)
昨年9月、「プールのエコアップ大作戦」として学校のプールにワラを浮かべました。その後、どんな生き物がプールを利用しているか?早春のプールに網を入れて生きもの調査を実施する・・・はずでしたが、当日は大雨。そこで大人たちだけでプールの生き物を採取し、室内で観察・スケッチをしました。また学校のビオトープにアズマヒキガエルが卵を産みに来たばかりだったので、ビオトープの観察もしました。
プールにはギンヤンマやイトトンボのヤゴ、ハイイロゲンゴロウ、アカムシなどがおり、それぞれお気に入りの生きものを虫眼鏡を使って観察しスケッチしました。またビオトープにいたカエルやカエルの卵(卵塊)を思い出して描く子もいました。最後に写真絵本の『うまれたよ!ヤゴ』と『うまれたよ!オタマジャクシ』のうちどちらを読みたいか多数決をとったところ、オタマジャクシのほうに軍配があがりました。三年生以上の子はヤゴの生態についてはよく知っているので、オタマジャクシのことを知りたいと思ったようです。
毎年9月にエコエコ楽しみ隊でプールにワラを浮かべ、翌年6月に三年生が総合の授業でヤゴ救出を行っています。今年もエコアップの甲斐があり、ギンヤンマのヤゴをはじめさまざまな水生昆虫がプールにやってきて「すみか」として利用していることが確認できました。また、毎年2月の中旬頃に冬眠から覚めたアズマヒキガエルがビオトープで卵を産みます。都会の学校でも身近なところにたくさんの命が生まれ育っていることを実感できる貴重な機会なので、これからも継続していきたい活動の一つです。
〔参加者学年内訳〕2年生:2名、3年生:8名、4年生:2名
エコエコ楽しみ隊(東京都)
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