南三陸少年少女自然調査隊 (宮城県)
今年度最初の活動として、調査隊オリエンテーションと折立海岸の干潟調査を行いました。オリエンテーションでは、隊員による自己紹介や今年度の活動目標の発表などを行いました。また、生態系での干潟の役割やそこに生息する生きものについてのレクチャーを受けた後、活用センターのすぐ近くにある折立海岸の干潟で、生きものの採集と観察を行いました。
今年度のメンバーは、17名と多くの隊員たちが集まりました。オリエンテーションでの自己紹介では、新メンバーでの初の活動だったこともあり、やや緊張した様子でした。干潟調査では、地元の高校の自然科学部の部員や、調査隊OGといっしょに、一生懸命に生きものを探していました。
【子ども達が見つけた生き物】
39種類(ヒメケハダヒザラガイ、クモリアオガイ、イシダタミ、タマキビ、アオモリムシロ、ムラサキイガイ、ヒメイガイ、マガキ、アサリ、スナイソゴカイ、ヒャクメニッポンフサゴカイ、シロスジフジツボ、ヨコヤアナジャコ、ユビナガホンヤドカリ、ケフサイソガニ、タカノケフサイソガニなど)
この中でクモリアオガイ、イシダタミ、アサリ、ケフサイソガニは、隊員14名中10人以上が発見しており、折立海岸の『優占種(その場所に多く生息している主要な種)』であるとわかりました。
毎年募集を行う南三陸少年少女自然調査隊ですが、昨年度から続けて隊員になりたいと応募してくれた子ども達がいて、調査隊の活動や町の自然に対する興味関心が根付いている様子が見られました。新しく隊員となった子ども達もいるので、今後もみんなで協力し合って活動してもらえればと思います。
南三陸少年少女自然調査隊(宮城県)
南三陸少年少女自然調査隊(宮城県)
南三陸少年少女自然調査隊(宮城県)
南三陸少年少女自然調査隊(宮城県)