まきのはら水辺の楽校 (静岡県)
7月から延期しました宿泊体験会を開催しました。本来は川の生物観察会を予定していましたが、台風15号の影響により、川が増水して川の生物観察会は困難となりましたが、6月に収穫した小麦を石臼で磨り潰して小麦粉にした後に、うどんづくりとカレーづくりにチャレンジしました。
石臼で小麦粉づくりは何度か行っていましたので、手際よく小麦を磨り潰していました。グループに分かれて、小麦粉を600g単位で小分けにして、塩30gをお湯で溶かした塩水を小麦粉に少しづづまぶして、うどんの生地を練り上げました。
生地を60分程寝かして、生地の発酵を待つ間に、カレーの具材づくりにチャレンジしました。
カレーづくりでは、玉ねぎが目に染みるので、ゴーグルを装着して玉ねぎの千切りにチャレンジしていました。
カレーの具材が完了した後に、発酵したうどんの生地をもう一度練り直した後に、30分程度生地を寝かしてから、生地を練り直して、麺棒で生地を伸ばして、うどんの太さの麵を包丁で切り分けたのちに、熱湯で麺を10分程茹でたのちに、冷水で麺のヌメリを洗い流して、うどんの麺を完成させました。
同時進行で、カレーづくりも行って、昼からうどんづくりにチャレンジして、19時頃に少し遅い夕食となりましたが、美味しくカレーうどんを頂きました。
活動の中で、売っている小麦は何で白いのとの質問が有りました。小麦の外の表皮(ふすま)の色は何色と聞くと、薄茶色との回答が有りました。小麦の中の色はどんな色と確認すると、白色との回答を得ました。
石臼で小麦を潰した時に、小麦の表皮(ふすま)と胚乳(はいにゅう)に分かれている状態を確認して、目の細かい篩(ふるい)で、小さな粒(粉)と大きな粒(ふすま)に分かれることを実体験で確認して、「粉」の色と「ふすま」の色を比べてみて、どちらの方が小麦色に近いと確認すると、大きい粒との回答を得ました。
みんなが普段見ている小麦粉は、篩の目が細かいもので分けているから、白い粉だけ売られている事を説明しすると何となく納得していました。ただし、お店で売られている小麦粉は、色んな工程(作業)を経て、白い小麦粉がお店で売られている事を付け加えました。
少し「ふすま」をまぶしたことにより、うどんの食感がザラザラしていると言って、砂が入っているような感じと言っていた子供達もいましたので、少しだけ丁寧に目の細かい篩を使用して、小麦粉にした物をうどんにしてみると、さっきより美味しいとの感想を得ました。
素材は変わりませんが、食感により食材のうま味の感覚が、激変する事を驚いていました。
当日は、台風15号で、自宅の被災は免れましたが、地区全体が雨水の浸水被害に遭遇して、片づけを行った後に、活動に参加していただいた方もいました。
私たちの住む町が、床上浸水・崖崩れ等に見舞われて、大混乱の中で活動を行ったことが良かったのかは疑問ですが、共同で炊飯体験等を開催したことにより、災害発生時でも協力し合って、対応するための技能は身についたのではないかと思います、
まきのはら水辺の楽校(静岡県)
まきのはら水辺の楽校(静岡県)
まきのはら水辺の楽校(静岡県)
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